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VAIOプロトタイプ Tablet PCを「Adobe MAX」で公開!こうきたか! [情報ネタ]


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VAIO株式会社が
現在10/4からロサンゼルスで開催中のクリエーターイベント「Adobe MAX」にて、
VAIO新型タブレットのプロトタイプを発表しました!

VAIO公式で発表されたプロトタイプタブレットPCの詳細情報はこちら

ここでは、なぜ今このタイミングで皆さんに知っていただこうと考えたのか?
そこに至る開発チームの決意も含めて、
プロトタイプのタブレットPCの現在までの物語が紹介されています。

そして予想外の仕様で僕も少し驚き。

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▼今回ご紹介のプロトタイプの主な仕様 (VAIO Prototype Tablet PC)
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・CPU:intel Core プロセッサー H プロセッサーライン(Quad-Core)
・グラフィックスアクセラレーター: intel Iris Pro
・液晶:12.3型(3:2) 2560×1704(250 DPI)、Adobe RGBカバー率 95%以上
・主な入出力:USB 3.0×2、HDMI出力、Mini Display Port、ヘッドホン出力、
ネットワーク(LAN)1000BASE-T、SDXCカードスロット(UHS-II)x 1
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てっきり8インチタブレットだと思っていたら、
小型の高解像度液晶を採用したタブレットでした。

一見「VAIO Tap 11」かと目を疑ってしまったが、仕様を見るとまるで別物。
まずサイズ・薄さはモバイルだけど、CPU・グラフィック性能は恐ろしく高性能。
CPUはタブレット向けのものではなく、
通常ハイパフォーマンスの大画面ノートPCに使われる
TDP 47ワットの第4世代Core Hシリーズ(4コア/8スレッド)を搭載。
上位グレードのCPU内蔵グラフィックスであるIris Proも採用するなど、
タブレットとしては圧倒的なスペックを備えている。


今回アスペクト比は16:9ではなく、久しぶりに3:2比率を採用し、
12.3型で解像度はフルHDオーバーの2560×1704ドットで250dpiを実現しています。
このアスペクト比はやはり紙を意識しているみたいですね。


解像度も印刷業界では350dpiが主流で、「色カラー」さんの情報をみると、
-----------------------------
新聞など荒い紙 → 線数60~80lpi : 解像度120~160dpi
文字が主体の雑誌・書籍 → 線数80~133lpi : 解像度160~266dpi
カタログ、写真雑誌、チラシ → 線数175lpi前後 : 解像度350dpi
モノクロ2階調 → 線数400~600lpi : 解像度800~1200dpi
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できるだけ印刷物的なクオリティに近づけられるような解像度にしているのが分かります。
個人的にはこのディスプレイで4K映像を再生してみたい!


マイナビニューズさんでも紹介されてたので画像を拝借。
ベールを脱ぐ新たな「VAIO」、そのコンセプトとは―VAIO・商品企画の伊藤氏に聞く

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この壁紙をみるとVAIO株式会社のVAIOって感じですね。
ほんとパッと見は「VAIO Tap 11」に非常によく似ている。

キーボード・デジタイザスタイラスペンも「VAIO Tap 11」を思わせるイメージだ。
今回の試作機ではキーボードにMicro USB端子を追加しており、
キーボード単体でも充電できるよう工夫しているのはうれしいですね。


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確実に違うのがこのスタンドのヒンジ構造。
独自のスタンド構造「フリースとぷスタンド」を採用。
任意の角度にした状態でペン入力をしてもグラつかない強度を実現。
さらに持ち上げた場合でもスタンドを手で押さえることなく角度を変えることができるらしい。

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インターフェースは
USB3.0ポートが2つで1つは給電機能にも対応。
SDXCカード対応のSDスロットを搭載。


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ミニディスプレイポートやHDMI出力。
VAIOの特長でもある開閉式のLANコネクタを採用している。
ACアダプターは「VAIO Tap11」で採用してたものとは違い簡単に抜けることは無さそうですね。


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電源ボタン、ボリュームボタンが見えるのですが、上部のボタンは何に使うのかな?

今までのタブレットではないデスクストップ並みの性能を誇るVAIOタブレット。
事前に試作機を披露してクリエーターたちの声を聞き、さらに磨きをかけていくという
今までにない形の開発のスタイル。
ぜひクリエーターたちの声をフィードバックして、
完成度の高いタブレットVAIOを完成させていただきたいですね。


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訳)-------------------------------
VAIO株式会社(旧ソニーのVAIOコンピュータ事業部)は、
クリエーターがデザインした、クリエーターのためのタブレットPCのプロトタイプを紹介します。
そのタブレットPCは、デスクトップクラスの性能がポータブルな形で提供されるので、
インスピレーションが湧いた瞬間に、場所を問わずにアーティストが自由にクリエーティブになれます。
ぜひVAIOのブースをご覧ください!
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以前こんなメッセージを発表してまいたが、
「クリエーターがデザインした、クリエーターのためのタブレットPC」

その開発チームの思い・決意など公開されているのでご覧ください。


以下、VAIO.comの文章

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「PCと紙のノートを両方持ち歩いて使い分けている人を見て、何で?と思ったのが始まりでした」。

VAIOの商品企画を担当する伊藤が着目したのは、
PCは、人に何かを伝達することに関しては得意だが、
物事を発想することに関しては弱いという一面だった。

メールを送ったり、資料をつくったり、アウトプットはPCによって格段に便利になった。
しかし、アウトプットの前に、あれこれと自由に思考を巡らせ、
想像を膨らませるときは、紙に何気なくメモを取ったり、
とりとめもなく書き付けてみたりするものである。
発想するところから最終的にまとめて伝達するところまで、
一連のことがPCでできるようになれば、より強力なデバイスになるのではないか。

気軽に使える上に、
スマートフォンやタブレットのようなデバイスにはない処理能力の高さも兼ね備えていれば…。
そこで、ビジネスマンが何かを生み出すという点において、
次の鍵になると睨んだのが、ペンタッチ機能だ。
テキストもチャートも混在して書ける紙の良さを、ぜひともPCに取り込みたい。
こうして、ペンの性能を向上させていく中、
ビジネスマンが気軽にメモできるレベルに到達することを目指していたのだが、
思わぬところから反響があった。


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2012年秋に発売したペン付きタブレットPCに対する書き込みを一つ一つ読んでいるうち、
ビジネスユースを想定してつくったモデルでありながら、
ペンにこだわるイラストレーターの人たちが興味を持ってくれていることに気づいた。

何で?と思ったら、探求せずにはいられないのがVAIOの開発チーム。
すぐにヒアリングをし、この疑問を紐解いていくと、
「コンパクトなサイズで心地よい描き味があると外でも描ける、デスクに縛られなくて済む」
といったニーズがあり、とても喜ばれていた事実がわかった。
この気づきにより、ビジネスマン向けと広く捉えていたところからイラストレーターや
グラフィックデザイナー、フォトグラファーなどクリエイターが求めているものは何なのか、
を突き詰めていくこととなる。

もちろん市場として狭いことは承知していたが、
一人一人のクリエイターの状況に向き合って求めているものに応えていく経験は、
必ずやVAIOの財産になるという読みがあった


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そうしてすぐに、プロのイラストレーターや漫画家へのモニタリングを開始。
「1ヶ月くらい貸し出して使ってもらいフィードバックを聞く。
この流れで数ヶ月、情報を蓄積していきました」。

ビジネスマン向けであれば、開発チームの面々にも使う側の気持ちが想像できる。
だが、イラストレーターや漫画家が相手となれば、そうはいかない。
しかも、これらの職業は、描き方に明確な決まりがあるわけではなく、
制作を進める手順も千差万別。一人一人の感想や感覚が、見事に一致しない。
自分たちに実感値がない職業での使い方を調べることに苦しみながらも、
開発チームはインタビューのビデオを何度も見返し、行動分析を行った。

「相手の世界を知らないからこそ、手厳しい意見も素直に受け入れられます。
想定外に刺さったポイントとしては、とある漫画家の方の“VAIOがあれば、
オフィススペースを小さくできますね”との声」。

プロの漫画家の方は、アシスタントを抱えて仕事をしている。
現在の作画のための環境は非常に場所を取るので、
必要な人数分のデスクを置くオフィススペースを確保しなければならない。
それがモバイルPCである程度作業ができるようになると、作業分担をしやすくなり、
オフィススペースをセーブすることにもつながるという発想だった。
プロでは、効率アップはコスト削減に直結すると認識させられた、言葉だった。


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サイズを小さくできたことが、クリエイターのワークフローの中で思いがけない効果を発揮していた。
PCを使っている本人だけでなく、その周囲にも影響があると教えられた。
また、彼らはペンの描き味だけでなく色についてもこだわりが強く、
印刷・確認・修正を何回も繰り返すといった非効率に感じられる作業を
一つ一つ丁寧にやっているなど、モニタリングの結果は驚きの連続であった。

「クリエイティブの質を追求するのに、
クリエイターはクリエイティブとは言えない環境や非効率なワークフローを強いられており、
そこにはメーカーとして解決すべきことが多くある。
解決できれば仕事の効率化・コストダウンに直結し、
クリエイターはその時間をもっと質の追求に費やすことができる」。

実は、PCの筐体の場合も、
素材によって色の乗り具合が変わるので懸命に調整している。
別の世界と感じていたが、細部への強いこだわりという意味では、
自分たち開発チームと同じであった。
こうした発見をもっとしたい。もっと製品に落とし込みたい。
100人や1000人の表面だけを見るのではなく、
一人の人が朝起きてから寝るまで、製品がどう関わっていくのかを理解する事が、
開発する上でとても重要だ。

「だから今回、プロトタイプの段階でみなさんに知っていただこうと考えました。
Adobe MAXに出展する理由もそこにあります」。


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プロトタイプでありながら操作できる状態にまでつくり込むのは異例のこと。
かつてのVAIOであれば考えられなかった。
しかし、質を追求するクリエイターは、
スペックだけでは言い表せない感覚的な部分が大事で、
実際に触ってもらって調整しなければ世に出してはいけない。
完成してから見せるのでは、遅い。
このプロトタイプのタブレットPCは、開発段階で公開し、
さらにクリエイターと共に研ぎ澄ませて製品にする。“共創(共に創る)”という、
これまでとは全く違う開発プロセスを辿っているから、本当の挑戦と言える。
創造の質と効率にシビアなプロの声に耳を傾けていると、それは特殊な要望ではなく、
一般のビジネスマンをはじめとするPCを使う人みんなに通じる普遍的な要素であると、
気づかされることが多い。

「キーボードが打ちやすいとか、作業を止めないでさくさく動く、
などはどの人にとっても大事な要素。その基本を固めた上で、
クリエイターにはこういうところが不可欠、ビジネスマンにはこういうところ、
とそれぞれの立場に立って徹底的につくり込む。
そうすれば、きちんと価値を認めてもらえると信じている」。

生産性や創造性のために徹底して構築された道具であること。
長く愛着を持って使われる道具であること。ものをつくるという視点に絞ったおかげで、
PCの本来あるべき純粋な姿が掴めそうだと開発チームは目を輝かせる。

「どのくらい受け入れてもらえるのか、声を聞くほど悩みは深くなりますが、楽しみでもあります」。

開発という物語の本番は、これからなのだ。

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いかがでしたか?

このプロトタイプはしっかり操作もできるまでに一旦作り込んでるようで
現時点での使い勝手も体験できるみたいですね。

もちろんこれが完成形ではなく、
この「Adobe MAX」でのクリエーターたちの反応をみて、
さらに改良を重ねていっていただきたいですね。


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あと週間アスキーさんでも
VAIO株式会社製のプロトタイプモデルを一足早く触られていました。

VAIOが極める“PCの本質” クリエイター向けタブレットがAdobe MAXで公開

今回スタンド構造が「VAIO Tap 11」とは全然違うので、
低く倒した状態でも描けるのが良いですね。
たしかにこの辺はクリエーターによる使い勝手を凄く意識していると思います。
ペンの描き心地はどうだったんでしょうか?


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(14.03.01) 最後のSONY製VAIOが残してくれた「デジタイザスタイラス(ペン)」の凄さ!

僕も今まで、デジタイザスタイラスを使って、たくさんのVAIO端末で描いてきました。
始まりは自分が今でも愛用している「VAIO Duo11」でした。

(13.12.02) カタチを変えて楽しめる変形モバイル 「VAIO Fit 13A」 開梱レビュー!
(13.11.19) VAIO Tap 11で恒例のイラスト描きに挑戦してみました!
(13.06.29) 「VAIO Duo 13 red edition」 開梱・外観・使い心地レビュー!
(12.10.31) 「VAIO Duo 11」のデジタイザーペンで本格的にイラストを描いてみた。
(13.11.27) 「Note Anytime for VAIO」の活用方法をご紹介!(Adobeソフト)

初めてペンで「ルフィ」を描いたときに、ついにこんな時代が来たか!って思いましたね。
今までは紙で描いてきたのがこれからはデジタルでも描ける。
ほんと感動しましたね。




昔はワコムのペンタブレットでパソコンを使ったお絵かきにチャレンジした時代もありました。
でも紙では納得のいく絵が描けるが、パソコンではうまく描けない。
それでタブレットを極めることなく挫折した方は世の中にたくさんおられると思います。
僕もその一人でしたからね。

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それがVAIOのペンタブレット機能は今までになく紙に近い感覚で描ける。
しかもやり直しもキーボードのショートカット操作で簡単に行えるので、
紙より楽ちんっていうのがデジタルで描く良さでした。
絵を趣味程度で描いてた僕でもデジタルの便利さを使えば
こんな色塗りだって簡単にできちゃう。これにはホント感動しました。
ラフに気軽に描いても楽しいと思えたのがこの作品でしたね。


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次に時間をかけて持っち複雑に緻密な絵が描けるのか?で挑戦したのが
この「東方仗助」でした。細かな線で劇画タッチも描けるんだとこれにも感動。
ただ最後まで描き切れなかった自分の精神力の弱さにも驚きました(笑)




今回のプロトタイプの描き心地はどうだったのか?さらに進化しているのか?
その辺が今の僕にとって一番気になるところですね。
もっと紙に近い描き心地を実現してほしいですね。

正直、最初VAIOタブレットのプロトタイプ見た瞬間テンション下がりました。
それは自分が想像してたものとは違うイメージ・サイズだったので...。
しかしコンセプトや開発への思いを見ると、やっぱこれはこれで楽しみなVAIOですね。
僕はクリエーターでは無いですが、僕でもクリエーターになれるんじゃないかな?
そう思わせてくれるような、VAIOタブレットを作っていただきたいですね。


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「VAIO Tap 11」が発表(2013.10.08)されてから丁度一年、
途中SONYからVAIO株式会社に変って社内事情バタバタではあったと思いますが、
VAIO開発チームがペンの描き心地を進化させていないわけはないと思います。

現時点でもプロトタイプでまだまだ改良に改良を重ねてくると思うので
次期VAIOタブレットを楽しみにしたいと思います。

あと、いくつかの製品が並行的に開発が進められているというのも嬉しい情報だったので
これで8インチタブレットの期待が無くなったわけではないので良かったです。

さて次は次期VAIOはいつ頃になるのかな?楽しみですね! 





(追記)
ひっそりコーナー
「takuのパズドラ日記」(2014.10.07 火) Vol.132 
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現在:ランク 414、スタミナ最大223、D組(ID:198,179,229)

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この日スタミナは「モンハン4Gコラボ」の初クリアに。
余ったスタミナで「ヘラ・ベオーク降臨 超地獄級」に挑戦!
まるでノーコンできる気がしない(笑)






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コメント 4

モヂと

いいなー[ぴかぴか(新しい)]このプロトタイプのタブレットPCヤバイですなマヂ欲しい。物欲にかられます。タクさんはアニメイターですか?(笑)上手いですねー
ナイチンゲールのブラモ売っていて欲しくなりました。
by モヂと (2014-10-07 14:57) 

taku

モヂとさん、こんにちは。
ついに発表されたVAIOのプロトタイプタブレットPC。
見た目の驚きは無かったんですが、
でもあれで性能がVAIO Z並ってのにテンションが上がります。
まだ並行してVAIO製VAIOをいくつか作ってるみたいなので楽しみですね。

アニメーターですか?
いえいえ、昔から絵は好きで模写ですが落書き程度に楽しんでました。
オリジナルの絵は全くかけないです。恥ずかしいから(笑)
by taku (2014-10-07 16:02) 

あき坊

こんにちは。
VAIO株式会社。ハイエンドのタブレットから
入っていったのですね!
どんどん技術をフィードバックして、
ビジネス向けもコンシュマー向けも開発して
ほしいです。
8インチタブレットも出して~~

by あき坊 (2014-10-07 16:31) 

taku

あき坊さん、こんばんは。
ほんと今まで新機種を隠し通していざふたを開けたら
ここがこうなっててほしかったっていうのは今までたくさんあります。
例えばVAIO Tap11のmicroSDカードスロットのこれは無いやろ!っていう部分とか...
今回いっぱい触らせてフィードバックを受けて完璧な商品にしていただきたいですね。
まぁ改善の必要が無いくらい完成度が高かったならいいんですが...
ハイエンドタブレットの需要はどうなるか分かりませんが、
とにかく最近4Kカメラで撮りだすと今のスペックじゃものたりません。
どんな端末でもスペックアップするなら大歓迎ですね。
VAIO Tap 21のような大画面タブレットで超ハイスペックも出してほしいなぁ~。買うか買わないかは別として需要はあるかも。
VAIOのRシリーズに変るようなハイエンド機並でお願いしたいと思います。
もちろん8インチタブもね。
これからもVAIOが楽しみですね。
by taku (2014-10-07 18:28) 

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