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再ブーム到来!ステレオレコードプレーヤー「PS-HX500」開梱・セッティングレビュー! [PS-HX500]


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近年再ブームが到来したレコードプレーヤー!
ソニーからパソコンとUSB接続でレコードからハイレゾ音源が作れるという
ステレオレコードプレーヤー「PS-HX500」の開梱レビューを行いたいともいます!


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遅くなりましたが、店頭展示を始めたので体験していただけます。
それでは開梱レビュー行ってみましょう!


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箱をオープン。


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箱の中には完成品が入っているのではなく、
少しだけ分解されて梱包されているので組み立てる必要があります。
梱包の発泡スチロールの側面にもパーツが収納されているので注意です。


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これがレコードのベースとなる部分です。
「トーンアーム」や「カートリッジ」がついた状態で梱包されています。


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こちらがすべての同梱物です。

・本体
・ターンテーブル
・ラバーマット
・カウンターウエイト
・ダストカバー
・45回転アダプター
・ダストカバー用ヒンジ×2
・ACアダプター
・フォノケーブル(アースケーブル付)
・USBケーブル
・取扱説明書、保証書、製品登録のおすすめ


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このレコードプレーヤー「PS-HX500」は
ダイレクトドライブではなく、ベルトドライブを採用しています。
ベルトドライブを採用することによりモーターの振動を極力レコード盤に伝わらないように
こだわった仕様となっています。


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ターンテーブルに引っ掛けたドライブベルトを、
この金色のプーリーと呼ばれるところに引っ掛けてターンテーブルを回します。

それでは組み立てていきましょう!
正直僕はレコードに対しては無知。
レコード1年生として、ここから始めたいと思います。


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まずはターンテーブルをセット。
このターンテーブルはプラッターとも言って、アルミダイキャスト製となっている。


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セットって言っても真ん中のセンタースピンドルにターンテーブルの穴を通すだけ。





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ターンテーブルについている赤いリボン。
このリボンはターンテーブル内側についてるドライブベルトが引っ張れるようになっています。
まずターンテーブルの穴が開いている部分をプーリーが見えるところまで回します。


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リボンを止めてるテープを外して、ドライブベルトを引っ張って、プーリーに掛けます。


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こんな感じにね!
掛けれたら赤いリボンは外します。


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続いて、ターンテーブルの上に「ラバーマット」を載せます。
ラバーマットは裏表があって、SONYのロゴがないほうが表となります。
5mm厚の高音質ラバーマットです。安定したトレースをサポートするとのこと。


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これでラバーマットもセットできました。



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続いてトーンアームの調整です。
新設計の軽量シェル一体型ストレートトーンアームです。
カートリッジは「MMカートリッジ」となります。


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針先カバーを外します。
ここには大事な針があるので慎重に外します。


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外せました。小さな針先が見えますね!


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針先をマクロレンズで撮影すると、こんな風になっているんですね!
目では見えないこの世界。改めて感動です!


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次に「アンチスケーティングノブ」。

この「アンチスケーティングノブ」の役割は、レコードが回転することで、
針が内側に行こうとするのを、外側に引っ張ることで相殺する機能です。

とりあえず今は「0」になっていることだけを確認します。


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次に「カウンターウェイト」をトーンアームの後部に取り付けます。


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これがまだつけていないときの状態。


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カウンターウェイトを軽く挿し込んで時計と反対回りに軽く回し、
トーンアームにある白い線が隠れない程度で止めます。
写真ではカウンターウェイトのメモリが「0」の状態になっていますが、
この時点では数値は気にしないでください。この後調整するのでご心配なく。

ちなみにこのカウンターウェイトは、針圧を調整するという役割。
このあとしっかりと調整を行います。


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次に「アームロック」を外します。
このアームロックはうっかり手に当たって針先を壊す危険を防ぐためのロック機構。


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外し方は単純で、指でくるんと回すようにして外します。

さて、ここからが一番重要なレコードの調整作業です。

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それがこの「針圧とアンチスケーリング」の調整です。
この調整が甘いとレコードや針先を痛めることになっちゃうかも。


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まずはこの写真のようにトーンアームが水平にバランスが取れるように
カウンターウェイトを左回りに回して調整します。
手前にも奥にも傾かず水平が取れれば、つぎに針圧メモリを0にします。


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赤枠で囲ったのが「針圧調整リング」。
この針圧調整リングを回して白い線上に「0」を設定します。
※間違ってカウンターウェイトを動かさないように!

これで、現在「針圧0(ゼロ)」状態となります。


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次にカウンターウェイトを左回りに回して、「3」のメモリになるように調整します。
これで針圧値が「3g」に設定できました。

なぜこの針圧値を設定るするかは、針先やレコードが傷むのを防ぐため。
針圧値は、カートリッジによって適正な数値が決められているようです。
このレコードプレーヤーは「3g」がベストのようだ!


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針圧調整の次は「アンチスケーティング」の調整だ。
針圧3gならこの目盛りを「3」に設定します。

ちなみにアンチスケーティングの調整は、
レコードを再生中に針先が内側に引っ張られる力を打ち消すために行うようです。
う~ん、奥が深いですね。
こう言った作業も全自動かなって思っちゃいますが、
この辺がアナログ機器の奥深さでもあり、楽しさでもあるんでしょうね!



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最後に「ダストカバー」の取り付けです。


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手に持ってるのは「ダストカバー用ヒンジ」です。


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ダストカバーに2つのヒンジを取り付けてレコードプレーヤー本体に取り付けます。


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これでダストカバーの取り付けが完了しました。


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これで組み立てや調整が完了しました。


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それでは少し外観レビューです。
正面真横からです。


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密度の高い30mm厚の音響用の高密度MDFを採用。



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底面部です。それでは底面部を細かく見てみましょう!


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インシュレーターです。
設置する面はゴムの素材になっています。
機械的共振をしにくいソニー独自の偏心インシュレーターは、
中心ゴム部を独特の形状にすることで高い制振性を実現。
ラックなどからの振動を排除し、高い空間再現性を実現しているとのこと。


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これがモーター部。


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おそらくこの中にセンタースピンドルの軸が収まってる。
なのでこれはターンテーブルを回転させても回りません。


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ここにはオーディオ回路が収納されています。
いわゆる心臓部といえるところですかね。


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高音質なオーディオグレードのパーツを使用した、MMカートリッジ対応の
フォノイコライザーを搭載。
オーディオ回路にはガラスエポキシ基板を採用し、基板の強度を高めることで
振動の影響にも強く、より良い安定性と音質を追求しました。
さらに、基板内のアナログ回路とデジタル回路を完全分離。
デジタル回路に起因するノイズによるアナログ回路への影響を低減することで、
聴感上のS/N感が良くアナログの微細なニュアンスまで余すことなく再現しているとのこと。


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背面部です。ここには端子が集約。


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端子部(左から)
・PHONO/LINE切り替えスイッチ
・オーディオ出力端子
・GND端子(アース)
・USB端子(Type-B)
・DC IN端子


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電源はACアダプターを採用。


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5V、2.0AのACアダプターでした。


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接続するアンプ側の問題で、
「PHONO」か「LINE」に切り替えますが、
PHONOアンプが内蔵したアンプをお持ちであれば「PHONO」に。


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今回僕が接続するアンプ「TA-A1ES」の場合は
PHONO入力がないので「LINE」に切り替えて使用します。
まずはレコードプレーヤーとして聴いてみたいと思います!


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それでは接続してみましょう。
付属のフォノケーブル(GND付き)でアンプと接続です。


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レコードプレーヤー側にはGND端子がついているので接続。


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ACアダプターを接続します。


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アンプとケーブルで接続し、問題はこの「GND(アース)」。
アンプ側にはこの「GND」端子が用意されていないんですよね。


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なので、ボディの上カバーを固定しているネジを緩めて、ここに接続することに。
もちろん、最悪アース(GND)をしなくっても問題なくいい音はなります。
一応アースをすることにより、再生時のノイズが軽減されることがあると言われているので
できればしておくに越したことはないだろう。

これで接続が完了したので、最後にACアダプターをコンセントに接続します。


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それでは聴いてみましょう!
LPレコードは以前お客様に譲っていただいた分があるので、
まずはそれで楽しんでみたいと思います。

カーペンターズのレコードを聴いてみました。


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撮影のため片手で持っていますが、できればレコードの溝を持たないほうがいいかと。
別に持っても再生に問題はないんでしょうが、
手の油が付くことにより、今後保管状況によってはカビが生える恐れがあるとのこと。
なので、できる限りCDのように扱うのがいいかなと。


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レコードをのせました。
ちなみにLPレコードのメンテナンスは一切しておりません。
埃が着きっぱなしの状態でまずは聴きたいと思います。


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レコードは外側から中側に向かって針が動きます。
なので1曲目が外側なので、「1曲目の頭」の幅広い無音部に針を落とせばOK。

ちなみに2曲目3曲目は無音部のスジで曲の先頭が分かるので
なれれば2曲目からとか5曲目からとか再生することが可能です。


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ちなみにこれが電源ボタン的な「SPEED/POWERノブ」です。
今はSTANBY状態で電源OFFの状態。


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カーペンターズのLPレコードはアルバムなので、33回転で「33」を選びます。
45回転はEPレコードで、いわゆるドーナツ盤と言われるシングルとなります。
この辺はまた別の記事で説明しますね。


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ちなみに「45回転用アダプター」もついてるので安心ですよ。


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アームロックが外れているのを確認して、
指でトーンアームのこの部分を持ち上げて1曲目の頭に持っていきます。


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だいたいでOKなのでこんな感じで1曲目の先頭位置にセットします。
指を離しても今はまだ「リフターレバー」を上げているのでトーンアームが降りることはありません。


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ちなみにこれが「リフターレバー」で今は上げている状態。
この状態なら針先がうっかり何かの上に置くってことがないので安心です。


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リフターレバーを矢印の方向に倒して、針先をレコードに落とします。


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無音のところを通り過ぎると音が鳴りだします。


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実際に聴いてみました!
最初「パチッパチッ」とレコード特有の音が鳴りました。
そして音楽が鳴り出すと、めっちゃいい音で鳴っています!
これがレコードの音か!
小学生以下のときに自宅で聴いたことありましたが、
なんだかこもった音で音が繰り返されたりで、
レコードの使い方が分かっていないだけだったのがよくわかりました。
たぶん針圧とか分かってなかったんですね。
こういった勘違いでレコードは音が悪いって思いこんでたかも。
もう奏でられる音は間違いなくハイレゾといっていいくらいの良い音でした。

それと「パチッ」っていう
レコード特融ともいえるノイズを「スクラッチノイズ」ともいうみたいですが、
基本的には「静電気」による音のようで、
ホコリやカビなども、もしかしたら静電気発生の原因になっているかもしれません。
なのでレコード盤を綺麗にするのも必要ですね。

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あと、レコードを一度最後まで再生すれば針がトレースするので
簡単なゴミなどはそれで取れやすくもなります。
カビなどしつこい汚れの場合はレコードの洗浄とかが必要になってくるので
この辺もまた後日レビューしていきたいと思います。


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マクロレンズで撮影しましたが、
それにしてもこのレコードの溝で、よくあんな音色が出てくるもんですね(笑)


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今回のレコード試聴環境は
レコード:PS-HX500詳細・ご購入はこちら
アンプ:TA-A1ES詳細・ご購入はこちら
スピーカー:SS-NA5ESpe詳細・ご購入はこちら

この環境だと本当に満足のいくレコードが楽しめました。
僕もレコード1年生としてかなり勉強になりました。
でもこのプレーヤーの最大の魅力はハイレゾ音源にリッピングすること。
そしてそれをウォークマンなどの携帯プレーヤーで出先でも楽しめるってのが売りの商品。
でも純粋にプレーヤーとしてだけでもかなり満足でした(笑)
レコード的な儀式も、特に面倒に感じず逆に楽しい!
なるほど、最近若者にもブレイクしてるのは、今までにない感覚なんでしょうね。
確かに楽しいわ(笑)

さて、当店のお客さまで、オーディオに携わって40年以上の耳の肥えた
ベテランの方がおられます。

そしてこの環境でレコードを聴いていただいたけど、なかなかの高評価でした。
もちろんお客様宅の環境とは比べものにもならないんですが、
流石に耳が良いのでこの値段でここまでの音が出るのはソニーもやってきたな!
って感じで言われてました。

ただ、先日そのお客様と話してたら、
「80万円と40万円のアームを買ってきたのでまた聴きにおいで!」って....
もう次元が違いすぎて、僕がいつも勉強させてもらってます(笑)
それにしても当店の環境でも音の違いをしっかりと応えてくれるので
本当に良い耳をしてられる。
聴けば高校生のときからのようで、
今でも寝る前にも必ず1時間以上は聴いてられるようで
それを40年以上続ければ細かな音の違いも分かってくるんでしょうね。
継続は力なり、ほんと僕は一生マネできませんね。

そんなお客様がこんなアイテムをお持ちいただきました。


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レコードの針圧を測定する機械のようで、オルトフォン製のデジタル針圧計でした。

デジタル針圧計 オルトフォン DS-3


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実際に合わせた針圧値が正しいのか、
あのやり方でも自信をもって設定できるのか?を試すことができました。


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計測の仕方はレコード針をのせるだけ。
で、結果は...


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バッチリでした!3gピッタリ!
なかなか良い作りでこだわってて、あの価格帯で出てるんだったら
自信をもって売っても良いと思うよ!ってお墨付きをいただきました!
耳の肥えた方にこれだけ言ってもらえたら間違いがないでしょう!


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いかがでしたか?
久しぶりにまた音楽が楽しくなってきちゃいました。
レコードプレーヤーって、面倒だって思ってたけど、
意外にそれが儀式のようで凄く楽しくなる商品でした。
良い環境で楽しめば、アナログレコードでも本当にいい音で楽しめますよ!

次回はレコードのメンテナンスや、
次にハイレゾ音源リッピングなど、いろいろ楽しみたいと思います。
レコードの経験がない方は僕と一緒にこのブログで学んでいきませんか?(笑)


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ちょっとしたお願いごとです。
もし、ソニーストア直営店(銀座・名古屋・大阪・福岡天神)で
商品ご購入の際には、当店のショップコード「2029001」をお伝えいただければ幸いです。

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当店はソニーストアと業務提携をしている「e-ソニーショップ」です。
ホームページ・ブログを通してソニー製品の魅力をお伝えしつつ、
ご購入のアシストをさせていただいています。
ソニーストア直営店「銀座・名古屋・大阪」リアル店舗でご購入の際には
当店のショップコードをお伝えいただくと当店の成績となります。
もし、ブログの内容など参考になり気に入っていただけるのであれば
ぜひともご協力いただければ幸いです。
厚かましいですが、よろしくお願いいたします。

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ワンズのホームページへ 

▼店舗情報 -----------------------------
ソニーショップ ワンズ (ショップコード:2029001)
〒675-1371 兵庫県小野市黒川町1687
TEL:0794-63-7888、URL:http://www.ones.co.jp

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コメント 2

あき坊

こんばんは。
takuさんはレコードを(ほぼ)知らない世代なんですね。意外です。。
私は中学の時にソニーのListen 3000という縦型コンポーネント・ステレオを
親に買ってもらって(当時約30万円!)聴いていました。
今でもLPレコードは捨てずに取っておいてあります。
これがあればハイレゾで聴けるんですね~~

by あき坊 (2016-07-20 00:25) 

taku

あき坊さん、おはようございます。
レコードはありました。
ただし、僕は高校卒業まで音楽に興味がなかったんです(笑)
ゲームミュージックにはハマってたけどww
あき坊さんはレコードの資産持ちなので
懐かしい昔聴いたレコードをハイレゾ音源で楽しむのも良いですね。
僕もできれば思い出の曲があればよかったんですが残念です!
by taku (2016-07-20 08:07) 

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