【レビュー】コンパクト化でも光量アップ!電波式ワイヤレスフラッシュにも対応した「HVL-F45RM」レビュー! [新商品レビュー]
「HVL-F43RM」に比べ、コンパクト化でも光量アップ!
電波式ワイヤレスフラッシュにも対応した「HVL-F45RM」が登場!
スペックレビューしたいと思います!
(4月発売予定)
▼フラッシュ(ガイドナンバー45)電波式ワイヤレス通信対応
・HVL-F45RM:40,380円+税 → 詳細・ご購入はこちら
個人的にはフラッシュを使わないので一緒に勉強したいと思います。
フラッシュが初めての方でもお勉強ができるようにも書いているので
チェックしてみてくださいね!
それでは行ってみよう!
まずは同等機との比較。
体積で12%減、質量で11%減でコンパクトでありながら
「ガイドナンバー45」と、より光量アップして登場しました。
さらに電波式ワイヤレス通信に対応しているので
今から買われる方には本当におすすめのフラッシュとなっています。
ガイドナンバーって何?
ガイドナンバーはフラッシュ撮影の際の露光係数を表すもので、
数字が大きいとより光量が大きく、より遠くへ光を届けることができる。
現在ソニーで販売されているフラッシュが
新モデルを追加して計5機種となりました。
それぞれガイドナンバーの数字により光の強さが違ってきます。
最大光量がガイドナンバー60で、今回45はかなり大光量のモデルとなる。
でもガイドナンバーの数字を見ても
自分がどこまでのものが必要かわからないですよね?
どれだけ離れた被写体を撮影するのか?
その時それくらい絞って撮りたいのか?
こういった場合に必要な光量のフラッシュを使い分けるんですが
それを(距離、絞り、ISO)をもとに
数式で必要なガイドナンバーを割り出すことができるんです。
それがこの数式。????こんなの脳内計算なんてできません!(汗)
そこで便利なのがこちらのサイトの「ストロボ計算機」。
知りたいものを選んで(ガイドナンバー、絞りF値、撮影距離)
それぞれに対して数値を入力すれば算出できる。
購入の際にも自分に必要なガイドナンバーを調べるのに便利です。
っていうか、これだけ説明してなんですが、
持っていけるのであればガイドナンバーの数字の高いのを買っておけば
暗くすることはできるのでオールマイティに使える。
ただし電波式のワイヤレスフラッシュを使うのであれば
現時点で「HVL-F45RM」がやっぱおすすめとなるかな(笑)
事前知識はこれくらいにして、
それではフラッシュ「HVL-F45RM」を見ていきましょう!
マルチインターフェースシューにこのように取り付けることができる。
フラッシュの動作には単三電池4本が必要。
アルカリ電池でもニッケル水素充電池でもOK。
そして最大発光回数約210回のスタミナ性能を実現。
また、充電(次に発行できるまでのこと)は約2.5秒で完了します。
フラッシュは自由自在に稼働できるフレキシブルな構造。
左右180°、上150°、下8°にフレキシブルに動かせるバウンス構造により、
さまざまな構図、撮影シーンに合わせたライティング表現が可能。
内蔵フラッシュだと、直接フラッシュをあてるためちょっと不自然になるが、
外部フラッシュだと、角度も自在に変えられて
天井に向けて光を反射させることで拡散し
柔らかな光で自然な写真を撮影できるバウンス撮影が楽しめる。
ま、ここまでは一般のフラッシュと同じですよね。
このフラッシュは電波式のワイヤレス通信により多灯撮影ができ、
高度でより幅広い撮影表現が楽しめます。
HVL-F45RMは、従来の光通信方式に加え、
電波式ワイヤレス通信機能を搭載しています。
ワイヤレス撮影をする場合は、1台を対応カメラに装着し、
もう1台をペアリングすることでコマンダー(電波の送信側)としても、
オフカメラフラッシュ(電波の受信側)としても使用できる。
また、別売の電波式ワイヤレスコマンダー(FA-WRC1M)
電波式ワイヤレスレシーバー(FA-WRR1)の同時使用や、
大型フラッシュとの組み合わせでも使用可能とのこと。
ただし、電波式ワイヤレス通信機能は、
α7R II、α7S II、α7 II、α6500、α99 IIのみ対応。←ここが一番大事!
α7R II、α7S II、α7 IIならカメラ本体のファームウェアアップデートが必要です。
なので、電波式のワイヤレス通信機能は
どのカメラでも使えるわけではないので注意が必要です。
ワイヤレス通信距離は最大約30m。
途中人物などの障害物があっても通信は可能との事。
晴天下で安定したワイヤレス通信が可能です。
さぁここから一気にややこしく感じちゃいますが、
コマンダー機能使用時、最大5グループ、15台のレシーバー「FA-WRR1」、
フラッシュ「HVL-F45RM」と接続可能。
撮影モードは3つのモードを搭載。
・TTLフラッシュ撮影モード
・マニュアルフラッシュ撮影モード、
・グループ発光撮影モード
まず、フラッシュ素人からすると、このTTLってのがよくわからない。
ってことで調べてみました。
▼お勉強---------------------------
TTLは(Through The Lens)の略で、
レンズを通った光量を測定して、適正露光を決定する方式。
要はカメラでとらえた測光と連携して
フラッシュの光量を自動で調整してくれる便利なモードです。
なのでTTLフラッシュが一般的なフラッシュ撮影モードと言える。
まぁ言葉的に難しく感じずにオートで考えて良さそう。
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TTLフラッシュ撮影モードでは、
5グループの内、3グループをそれぞれ無発光から5段階で光量比を調整可能。
残り2グループはマニュアル発行のみとなる。
マニュアルフラッシュ撮影モードでは、
3つのグループそれぞれの調光補正(1/1-1/128)に対応。
さまざまなスタイルの撮影が可能です。
【フラッシュ同調速度1/250や
ハイスピードシンクロ撮影(HSS)に対応】
フラッシュのコマンダー機能使用時に、
最大1/250のフラッシュ同調速度やハイスピードシンクロにも対応。
さまざまなシーンでフラッシュを使用した撮影表現が可能になります。
そもそも同調速度ってなんだ?ってお話。
これはシャッター速度とフラッシュの関係になってくるんですが、
そもそもシャッター構造の知識が無いとちんぷんかんぷん。
少しだけシャッター構造のお勉強をしたいと思います。
▼お勉強---------------------------
物理シャッターには先幕と後幕の2つの構造になっている。
まずは先幕が開いて、次に後幕が下りる。
シャッターが完全に開いてる時間がシャッター速度となる。
下にそれを図で表してみました。
シャッター機構には速さに限界があるため
例えば、シャッター速度が1/250以内であれば
「シャッターが完全に開く」ことができるが、
これより速くなると物理的に速くできないので、Bのように
先幕が下りきる途中から後幕が下りてきてスリット状態でシャッターを切ります。
この「シャッターが完全に開く」ことのできる
最大のシャッター速度が「シャッター同調速度」となる。(なるほど...)
ちなみにカメラによって同調速度が異なります。
▼フラッシュ同調速度(ソニー製フラッシュ装着時)
(1/250):α7、α7S、α7RII、α7SII、
(1/160):α7R、α6500、α6300、α6000、α5100
続いて、
フラッシュのハイスピードシンクロってなんだ?ってお話。
同調速度以上の高速シャッターになれば、
スリット状態でシャッターを切ることになるので一瞬のフラッシュだと
不自然なフラッシュの映り込みとなる。
それくらい光の速度が速いってことだね。
これはα7Sのサイレントシャッター(電子先幕・電子後幕)で
他人のフラッシュとかぶってしまったときに起きた現象。
こんな感じでハイスピードシンクロに対応していないと
シャッター同調速度以上になるとまともにフラッシュで撮れなくなる。
ってことで、
フラッシュのハイスピードシンクロは
シャッター速度が速くなっても、
連続発行で正常なフラッシュ撮影が可能になります。
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同調速度やハイスピードシンクロについてなんとなく分かりましたか?
僕もこれを書きながら少しずつ学んでいってます(笑)
夜のフラッシュだけでなく、
昼間の逆光時にフラッシュを使うことがあると思います。
明るい場所での撮影なので、シャッター速度が高速でも
うまくフラッシュが使えるのはハイスピードシンクロのおかげってことですね。
なんとなく分かってきた!(笑)
TTLワイヤレスフラッシュなら
直接的な内蔵フラッシュによる影の無い不自然な写真にならず
被写体に陰影をつけて立体感や奥行を演出したりできます。
外部フラッシュをうまくコントロールしてフラッシュマスターになろう。
あと、これはワイヤレスフラッシュの機能ではありませんが、
フラッシュを使って楽しめる技法として「後幕シンクロ」が楽しめます。
例えばシャッター速度を1/2とか遅く設定して、「後幕シンクロ」を使えば、
シャッターが閉じる直前にフラッシュを発光して、
上写真のようなボールの軌跡をとらえたようなスピード感のある写真が撮れる。
【高精度なフラッシュ調光を得られる「ADI調光」】
ADIは「Advanced Distancd Integration」の略で、
ADI調光対応のカメラと距離エンコーダー搭載レンズとの組み合わせにより、
高精度なADI調光を実現。背景や被写体の反射率に左右されず、
被写体までの距離情報をもとに、
より高精度なフラッシュ調光が得られるTTL調光制御を行います。
快適な操作をもたらす、クイックナビやカスタムキー設定
視認性に優れたドットマトリクス液晶を採用したHVL-F45RM。
メニュー画面はカメラ本体と同じタブ構成になっているため、
直感的な操作が可能です。
さらに、クイックナビ画面では、瞬時に設定状態を確認できるだけでなく、
ダイレクトに設定を変更できます。
また、コントロールホイールと「カスタムキー設定」が新たに搭載され、
調光補正や光量レベルなど使用頻度の高い設定を割り当てられます。
よく使うモードや数値の組み合わせを登録し、
簡単に呼び出せる「メモリー設定」も新たに搭載されています。
コマンダー機能使用時、離れた位置にあるフラッシュの操作が可能
フラッシュをコマンダーとして使用した場合、
手元で離れた位置にあるフラッシュの発光モードや光量比制御、
調光補正の操作が可能。一人または少人数での撮影に便利です。
防塵・防滴に配慮した設計
屋外でも安心して撮影できる、防塵・防滴に配慮した設計を施しています。
電波式のワイヤレスフラッシュ機能だけでなく、
光通信によるワイヤレス他党光量比制御にも対応しています。
HVL-F45RMは光通信による制御にも対応し、
フラッシュを最大3つのグループに分けて、
任意の光量比を設定するだけで、発光量を自動調節。
深い知識や経験を必要とする
立体感のあるクリエイティブなライティングを手軽に実現できます。
※ 本体装着(CTRL)、ワイヤレスフラッシュ(RMT)(RMT2)に設定できるのは、HVL-F60M/F45RM/F43M/F58AM/F43AMです。
ワイヤレスフラッシュのシステム接続図は
商品説明ページで詳しく知ることができます。
いかがでしたか?
僕もこのブログを書きながらだいたいのことが勉強できたけど、
どういうシチュエーションでフラッシュを使うのがベストなのかは
経験を積まないとまだまだ見えてきません。
フラッシュに興味が出たのが先月の話なんですが、
たまたま他人のフラッシュで撮影できたこの1枚がきっかけ。
斜め後ろからフラッシュが当たってたり、
軽く正面からもフラッシュが当たっててアンチフラッシュだった僕も
撮りようによってはフラッシュもアリかもって思ってしまった。
自分のカメラについているフラッシュだと、
柱も光ってしまって奥行き感が出なかったりするけど
この写真はいい感じでたまたまワイヤレスフラッシュ感覚で撮れたことに
いい経験ができたなと(笑)
フラッシュを使わなければこれくらい暗くって、
これでも相当画像処理で明るく補正しています。
でもこれはこれで実際の明るさで雰囲気は良いんですけどね(笑)
この構図で斜め横からフラッシュを当てたら
右手の輪郭に光の筋が入ってもっと印象的になったりするのかな?
この辺は経験を積まないとイメージが沸かないな(笑)
次回はCP+2017で実際にフラッシュを体験したので
その時のレポートが紹介できればなと思います。
>【コラボ商品】劇場版ソードアートオンラインの刻印サンプル展示中!
▼コラボ商品
▼2月14日10時より先行予約販売が開始された新商品
▼1月~2月に発表された新商品
▼おすすめ製品
▼VAIOラインナップ
>VAIO購入特典の「VAIOロゴ入り」オリジナルPCケースとオリジナルマウスをご紹介
ちょっとしたお願いごとです。
もし、ソニーストア直営店(銀座・名古屋・大阪・福岡天神)で
商品ご購入の際には、当店のショップコード「2029001」をお伝えいただければ幸いです。
当店はソニーストアと業務提携をしている「e-ソニーショップ」です。
ホームページ・ブログを通してソニー製品の魅力をお伝えしつつ、
ご購入のアシストをさせていただいています。
ソニーストア直営店「銀座・名古屋・大阪・福岡天神」など
リアル店舗でご購入の際には
当店のショップコードをお伝えいただくと当店の成績となります。
もし、ブログの内容など参考になり気に入っていただけるのであれば
ぜひともご協力いただければ幸いです。
厚かましいですが、よろしくお願いいたします。
・ワンズのホームページへ
▼店舗情報 -----------------------------
ソニーショップ ワンズ (ショップコード:2029001)
〒675-1371 兵庫県小野市黒川町1687
TEL:0794-63-7888、URL:http://www.ones.co.jp
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こんばんは。
色々と難しそう・・・
by あき坊 (2017-03-11 21:46)
あき坊さん、こんばんは。
難しいですよね。
言葉より実践って思っちゃいます。
経験値を積めば楽しそうな気がしてきました。
by taku (2017-03-11 22:10)