加東市「闘竜灘 花火大会」で今年最初の花火を撮影してきました。

兵庫県加東市で5月3日に行われた闘竜灘の花火大会に
今年も写真仲間と一緒に撮影に行ってきました！

闘竜灘では、5月1日に日本一早い鮎漁が解禁され
川開きを祝うイベントとして「はなまつり鮎まつり2017」が毎年行われます。
花火はこの地方で最も早く行われるので有名です。

ちなみに皆さんは「闘竜灘」ってご存知ですか？
もしかしたら聞いたことがあるなって人もいるかもしれないですね。

サザエさんのオープニングでもしかしたら見たことがあるかも（笑）
4月～6月まで、兵庫県内市町の11か所を巡る映像が、
おなじみの主題歌にあわせて放送されています。
この鮎を釣ってるシーンが闘竜灘なんですよね！




橋の下にゴツゴツとした岩場が見えるかと思います。
ここが闘竜灘と呼ばれるところ。




今年も撮影の方角は同じなんですが、



α7RII＋SEL85F14GM：85mm、ISO400、F16、4秒　↑クリックで大きく

これは去年撮影した写真です。
去年は85mm単焦点レンズ一本なので、橋の上から撮影すると
川への色映りと花火とが同時に撮れにくく、後悔しました。
あとリモコンを忘れてしまってセルフタイマーでの撮影で散々でした。

今年は忘れぞに持って行ったので
自分の意志でしっかりと撮影ができました。



α7RII＋SEL85F14GM：85mm、ISO200、F8.0、32秒　↑クリックで大きく

そしてこちらがファーストショットです。
時間は花火が上がる前から撮り始めてたので約32秒。
ISO200、F8で撮影。32秒かけてこの明るさしか出せません。
この間に花火が重なった数は5発分。
これを基準にいろいろ撮ってみました。
何といってもここ闘竜灘では
川への花火の色映りと一緒に撮りたいですからね！

ちなみにRAWでは撮影せずにJPEG（ファイン）で撮りました。



α7RII＋SEL85F14GM：85mm、ISO200、F8.0、32秒　↑クリックで大きく

明るさ補正してみました。
ちなみにRAWで撮らなくてもJPEGだけでも十分なクオリティ。
ぜひ画像をクリックして大きく確認いただきたいのですが、
α7RIIの4200万画素の画素数の高さによる高解像感と、
GMレンズ85mmF1.4によるF8絞りのピントの解像感が合わさって
尋常じゃないピントで撮影ができています。

去年も思ったけど、この組み合わせはやっぱ最強ですね。
今年は橋の下に降りての撮影なので、
川への色映りと花火との撮影がしっかりとできました。




あと、今年も橋の下から撮影している方もいて、いい仕事してくれてます。
トリミングで見ていただきますが、
32秒間見事な姿勢で撮り続けてられました（笑）
この人ある意味凄い！普通ふらつきませんか？



α7RII＋SEL85F14GM：85mm、ISO200、F8.0、4秒

それでは今年も花火のお勉強。
これはMモードで、BULB設定で撮影した一コマ。
まず、低く連発する花火は長時間露光しすぎると
たくさん花火が重なって真っ白に白飛びしてしまいます。
なのでこのように短く撮影すると、花火は綺麗に撮れるけど
周りの風景が焼き付かないので暗くなってしまいます。
これじゃせっかくの闘竜灘の花火と言ってもいまいちパンチ力が無いですよね。



α7RII＋SEL85F14GM：85mm、ISO200、F8.0、4秒、（明るさ補正）

これをフォトショップを使って明るさ補正しても、
もともとが暗く撮れすぎたため、思うほど明るくすることができません。
無理に明るくしすぎてノイズ感半端なくなります。



α7RII＋SEL85F14GM：85mm、ISO200、F8.0、20秒

そしてこれが20秒かけて撮影した写真です。
花火自体は数秒程しか撮影してませんが、
風景の焼き付けに時間をかけているので4秒の時よりはしっかりと
そこそこ明るく撮影できています。



α7RII＋SEL85F14GM：85mm、ISO200、F8.0、20秒、（明るさ補正）

やはり時間をかけて風景を焼き付けているので、
明るさ補正してもしっかりとディティールが綺麗によみがえります。
もちろん、RAWで撮影しておけば、
もっとノイズ感を抑えた現像ができると思うんですが、
僕はJPEGで我慢しています（笑）



α7RII＋SEL85F14GM：85mm、ISO200、F8.0、35秒、（明るさ補正）

この写真は35秒かけて撮影しました。
結果的に35秒ってことなので、基本的に時間は参考にしないでください。
撮影環境は場所によって違ってくると思うので。

あとはタイミング次第ですね。これは正直運が左右します。
どうしても花火が連発して背景を焼き付ける時間がない時は、
レンズの前に黒い布で隠してあげて、
花火がいったん落ち着いたときに背景を焼き付けるというテクニックも使えます。
それでは風景＋花火の写真をご覧ください。



α7RII＋SEL85F14GM：85mm、ISO200、F8.0、28秒、（明るさ補正）




α7RII＋SEL85F14GM：85mm、ISO200、F8.0、34秒、（明るさ補正）




α7RII＋SEL85F14GM：85mm、ISO200、F8.0、34秒、（明るさ補正）




α7RII＋SEL85F14GM：85mm、ISO200、F8.0、7秒、（明るさ補正）




α7RII＋SEL85F14GM：85mm、ISO200、F8.0、29秒、（明るさ補正）



α7RII＋SEL85F14GM：85mm、ISO50、F8.0、112秒、（明るさ補正）

最後は約2分ほどかけて撮影しました。
もちろん、レンズの前をかくしたりして、仕掛け花火やいろいろな花火を混ぜて一発撮りです。
結果的に煙まみれでいい写真が撮れませんでした（笑）
この失敗を教訓に来年もこれ以上の写真が撮れるように工夫しないとね。

花火の撮り方やテクニックについて興味がある方は
気軽にご来店ください。
今回の作例をもとにご説明するので参考にしていただければなと思います。

さて、明日からワンズも通常営業モードに切り替わるので
御用の方はご来店くださいね！

最後に今回使用したカメラとレンズをご紹介です。


ほんとこの組み合わせは最高でしたよ！



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タグ：花火の撮り方 作例 SEL85F14GM ILCE-7RM2 α7RII 兵庫県加東市 花火大会 闘竜灘

コメント 2

こんばんは。
takuさんの試行錯誤が・・・
それにしても、takuさんの前方で撮っている人が・・・
ず～っと同じ姿勢。。

by あき坊 (2017-05-05 23:44) 

あき坊さん、おはようございます。
今年で撮影2回目ですが去年と同じってのも面白くないのでいろいろ考えて撮影してみました。
と言ってもその場の直感なんですけどね（笑）
事前になんて何も考えてませんよ。
花火は1時間程行われるのですが、
前の人立ちっぱなしで凄いなぁ～って思いました。
僕は疲れるのでしゃがんで撮影してましたよ（笑）
by taku (2017-05-06 09:30)