今日は「Note Anytime for VAIO」の活用方法をご紹介したいと思います。

ちなみに「Note Anytime」はWindows8搭載のPC全てで利用でき、
デジタイザスタイラスペンに対応したのはWindows8搭載のVAIO
「Note Anytime for VAIO」となります。

今回のプロジェクトは、せっかくペンで綺麗に描いた絵を
Adobeの 「Illustrator」や「Photoshop」で利用しようという試み。

とにかくデジタイザスタイラスペンに対応したVAIOはこの機種。
VAIO Duo 11
VAIO Duo 13
VAIO Tap 11
VAIO Fit 13A(ペン別売り)
VAIO Fit 14A(ペン別売り)
VAIO Fit 15A(ペン別売り)


それでは行ってみましょう!


まずは「Note Anytime for VAIO」で描いた絵の保存。

 



まず、①の赤ラインのアイコンをタップし、
②のファイルに保存する > ③全ページ(Note Anytime)をタップします。



名前を付けて「保存」すれば「Note Anytime形式(.atdoc)」で保存されます。
とにかく描いた絵をバックアップしやすくなりました。

 



保存先は左上の「ファイル」をタップすると場所を替えることができます。

 



保存されたファイルをNote Anytimeの入っているパソコンに取り込んで
ダブルクリックすれば「Note Anytime」が立ち上がり他のパソコンでも開けます。
こうやってバックアップしたり、ほかのパソコンで開いたりすることができます。

でもせっかく保存できたこの手描きのイラストを
他のアプリケーションで活用出来たらいいなって思いません?

 



そもそもこの「Note Anytime」ってアプリはベクタードロー系のソフトで
一筆で描いた線がオブジェクトになっているので後から拡大・回転・縮小ができるんですよね。

これって「Adobe Illustrator」と考え方が同じ。
しかも手描きするのは「Adobe Illustrator」より「Note Anytime for VAIO」の方が
確実に描きやすいんですよね。

 



そうなると、「Note Anytime for VAIO」で描いてから
「Adobe Illustrator」で活用できれば手描きのイラストを簡単に活用できるのでは?
ってことで、今回その方法をご説明します。

流れとしてはこんな感じ。

 


「NoteAnytime形式」 → 「PDF形式」 → 「Adobe Illustrator形式」

問題は「NoteAnytime形式」 → 「PDF形式」への変換なんですね。

僕が調べたところ、iOSの「NoteAnytime」ではPDFに変換する機能があります。
この時点でiOS端末を持っていない方は実はPDF変換ができないのが残念なところ。

 


iOS(iPhone・iPad・iPodTouch)へデータ受け渡しにはいろんな方法があります。
メールに添付してもいいし、Evernoteなどを活用してもOK。
僕は「Dropbox」を使うのがお勧めなのでその手順を説明。

ご利用していない方はまずパソコンに「Dropbox」をインストール。
ID(メールアドレス)・パスワードを設定して登録。

 



先程保存したファイルを「Dropbox」に移します。
するとすぐにクラウドにアップされるのでパソコン側の準備はOK。

 



次にiOS端末にも「Dropbox」と「NoteAnytime」をインストールします。

 



iOS端末のDropboxを開いて、ID・Passでログイン。

 



「JOJO.atdoc」を選ぶと「dropbox」で読み込みが始まります。


 



読み込むんだけど、「dropbox」ではもちろん開けません。
そこで右下の赤ラインのところをタップすると「Note Anytime」が出てくるので選択。

 



すると「Note Anytime」に取り込まれます。
容量によっては読み込みに時間がかかるかと思ますがしばらく待ちます。

 



これで編集することが可能になります。
iOS上なら、2本の指で操作すると移動・拡大・縮小が行え、
1本の指なら描けます。

 



さぁそれではPDF変換と行きましょう!

①のアイコンをタップして②の「アプリケーションに送る」 > ③の「PDF」を選択します。

 



するとPDFにして送るアプリの選択画面が現れます。
ここでは「dropbox」を選びます。

 



名前を付けて「dropbox」内の保存先もフォルダ指定できます。

 



そうすると「dropbox」に「JOJO.pdf」ファイルが保存されました。



 



次はパソコンに戻っての作業。

 



パソコンの「dropbox」もすぐに同期されると思うので
「JOJO.pdf」が保存されているのを確認します。

あとは「JOJO.pdf」を「Adobe Illustrator」で開けばOK。

 



もしくは「.pdf」の拡張子を「.ai」に変更すれば「Adobe Illustrator」書類になるので
便利です。

 



後は「Adobe Illustrator」で自由に利用できちゃいます。

 



クリッピングマスクを解除すれば、一筆で描いた分が1つのオブジェクトで選択でき
利用できるんです。

 



年賀状を「Adobe Illustrator」で作っている僕としては
撮影した写真と組み合わせて
「Note Anytime for VAIO」で手描きの干支を描いて作ったりできるのが便利でした。

いつも年賀状作りは年末ギリギリに切羽詰って作ってるので
シンプルでテキトーな年賀状になってしまってます(笑)

この写真なんて、12月27日(木)の仕事がお休みのときに
子供たちを連れて高御位山に登って撮った写真にイラストを添えて作ったもの。

 



去年はネットで画像検索し、ヘビのかわいいイラストを参考にアレンジして作りました。
こんな感じで手描きと写真を使った作品が今後楽に作れるかと思います。

 



イラストレーターで直接絵を描いたらいいじゃないかって声が聞こえてきそうですが、
イラストレーターでは指でも絵が描けてしまうので操作ミスが多くややこしいのです。

なので、
指では移動・拡大・縮小ができ、ペンでは描ける「Note Anytime for VAIO」が
ベクタードロー系のソフトの中では一番描きやすいかと思います。

 



とにかく「Adobe Illustrator」で扱えるってことは
いくらでも大きくしたり小さくしたりすることができるし、

 



さらに「Adobe Illustrator」から
「Adobe Photoshop」にコピー&貼り付けで楽しめるってことだから
もっと利用の幅が広がります。

ってことで、「Note Anytime for VAIO」→「Illustrator」→「Photoshop」と
VAIOでクリエイティブに使いこなすことができる。
ある意味Windows8搭載薄型タブレット端末としては、ペンにも対応した
VAIO Tap 11」が、最高のクリエイティブツールではないかと思います。
僕も「VAIO Duo 11」を持っていなければ即買いだったと思う。
出先で撮影した写真を取り込んで帰りの車でタブレット感覚で鑑賞できるのが良い!
僕もいつか手に入れたいなぁ~。



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