今年は本格的に始まるハイレゾ元年になりますかね。

そもそもハイレゾって何ぞや?ってところから踏み込みたいと思うんですが、
簡単に言うと、CDの情報量を遥かに超える高音質で聴ける音源ってこと。



”ハイレゾ”は、ハイレゾリューションの略で、「高解像度」を意味する。


それではおさらいも兼ねて、オーディオメディアの歴史をさらっと。

オーディオメディアの歴史
1950年代 LP(レコード)
1972年 オーディオ用カセット
1982年 CD
1992年 MD
1999年  SACD(DSD)、DVD-Audioなど
2003年 圧縮音源配信 iTunes Store(MP3、AACなど)
2012年 ハイレゾ音源配信(FLAC、DSD)

LPレコードの登場から30年経ってCDが登場し、
そして、CDの登場から約30年経ってハイレゾ音源にという
歴史的な音楽の楽しみ方が変ります。

ハイレゾを語る前にまずは
一般的に聴いているCDについて。

僕たちは今、いい音と言えばCDの音質が目に浮かびますよね。
CDの規格は、サンプリング周波数が44.1kHzで16bitのステレオ記録。
簡単に言えば、1秒間の音楽データを44,100回に分割し、
1回あたり16bitの容量で記録している。

1960年代からスタジオレコーディングされた音源は
CDを上回る(24bit 96kHz)で録音されているみたいで、
その当時のマスターテープをCDの(16bit 44.1kHz)にデジタル化したのが
今のCDの音なんですね。
なので今いい音で聴いているって思っても、原音に比べると
かなりカットした音質なんですね。


続いてハイレゾの音質・情報量

・PCM(CD音源):44.1kHz、16bit

▼ハイレゾ音源--------------------------
PCM(FLAC、WAV):96kHz、24bit(情報量CDの3.3倍)
PCM(FLAC、WAV):192kHz、24bit(情報量CDの6.5倍)

CDの3.3~6.5倍もの情報量を記録した音源が「ハイレゾ音源」です。

このようにCDのサンプリング周波数量子化ビット数を増やして、
よりオリジナルの音質に近づけてるわけです。

ちなみに、1999年頃に登場したSACD(スーパーオーディオCD)に使われている音源が
DSD(Direct Stream Digital)音源なんですね。



▼DSD音源(SACD)----------------------
DSD 64:2.8224MHz、1bit、(情報量CDの64倍)
DSD 128:5.6648MHz、1bit、(情報量CDの128倍)



DSDのサンプリング周波数はハイレゾをさらに凌ぎます。
ちょっと量子化ビット数の考え方が根本的に違っていて、
直接1bitデジタルデータに変換する方式です。

約14年も前からCDの音質を遥かにしのぐSACDが登場したのですが、
オーディオマニアには受け入れられましたが、一般の人がこの音質を楽しむには敷居が高く、
さらに自分の欲しいディスクが欲しいと思ってもどこで手に入れるのがってのもあって
なかなか一般的には受け入れられませんでした。

そこで登場したのがハイレゾ音源!

CD音質の登場から実に30年、時代の環境に合わせた、新しく始まる音源が
それが「ハイレゾ音源」なんですね。

今まさにハイレゾ音源配信環境が十分に整ってきたと言えます。
高速ブロードバンドでハイレゾの大容量通信も楽に行え、
フラッシュメモリの大容量・低価格化により、たくさんのハイレゾ音源をストックできる。
いつでもどこでも誰でも、欲しいハイレゾ音源が手に入る時代なんですね。

この10月から登場する
手頃なハイレゾ対応のソニー製品達がこちら。




PCとUSB接続するDAC搭載コンパクトなアンプ「UDA-1」と、
500GBのHDDを内蔵し、液晶画面で曲名・ジャケット表示する
アンプ内蔵HDDオーディオプレーヤー「HAP-S1」が登場。
HAP-S1」は基本「UDA-1」のアンプ性能を受け継いでいます。

どれも、こだわって作った名機級のハイレゾアンプ&プレーヤーです。
僕も先日触ってきましたが、コンパクトだがずっしりした高級感漂う造りでした。
もちろんハイレゾ音源を、スピーカー「SS-HA1」「SS-HA3」で聴いたのですが
これだけで今まで聞いたことのない広がりのある心に響くようなハイレゾ音源が楽しめます。



ハイレゾ入門としても十分なこちらの2つのスピーカー「SS-HA1」と「SS-HA3」。

スピーカーには合成の高いアルミニウム・キャビネットを採用。
木を使わないおかげでコンパクトでかつ、「SS-HA3」は内容積3.5リットルを実現。
角を取ったデザインでディフラクションを抑える理想的なバッフル形状を採用。
100mmコーン型ウーファーを採用。キレのある引き締まった低音を実現し、
19mmソフトドーム型スーパートゥイーターを前面に加え、
上面の上方向にも指向性を持たせて、高域エネルギーを補完することで、
ハイレゾ音源の再現性を高めています。





オーディオマニア向けにも「ES」クラスの
ハードディスクオーディオプレーヤーの「HAP-Z1ES」も用意。

HAP-Z1ESとの組み合わせに最適な
インテグレートステレオアンプ「TA-A1ES」も用意。
1本80万クラスのスピーカー「SS-AR1」で実際にハイレゾ音源を鳴らせて聴いてみたが、目の前で歌ったり演奏したりしているような臨場感・空気感が伝わってくるような感じでした。
これはさすがに次元の違う音の楽しみ。そりゃこんなんで聴いてみたいけど、
現実家のどこに置くのよ!って嫁に怒られるしそんな金ないし...(笑)
僕としては今年がハイレゾデビューの年になるので、
パソコン主体なら「UDA-1」、HDDプレーヤーで楽しむなら「HAP-S1」のどちらかと
手頃でかつ高音質な「SS-HA1」と「SS-HA3」と組み合わせて楽しみたいな。
といってもまずは店頭展示品で楽しませてもらって、




実際に僕が買ったのはウォークマン「NW-F880シリーズ」だ。
とりあえずモバイル端末からデビューしてみようかと。
何故かって言うと、普段スピーカーで鳴らす音楽を家で聴いてなくって、
ウォークマンの音は普段からヘッドホン「MDR-1RBT」を使って、
今現在、半年ほど前からCD→FLACで取り込んだ音質で楽しんでいるので、
ハイレゾ音源を買って楽しむことができます。




スピーカーも新商品が多数登場してきました。
オーバーヘッド型で「MDR-1RMK2」「MDR-10R」「NDR-10RC
有線&Bluetooth接続にも対応した「MDR-1RBTMK2」「MDR-10RBT
も新しく登場。

去年買った旧モデルユーザはご安心を。
MDR-1R」「MDR-1RBT」はもちろんハイレゾ対応しているので
Wlakman「NW-ZX1」や「NW-F880シリーズ」を買っていきなり楽しめますよ。




ポータブルヘッドホンアンプもDSDを再生できる「PHA-2」が新登場。
もちろん従来の「PHA-1」もハイレゾ対応なので持ってられる方は
ハイレゾ対応Walkmanを買えばいきなり楽しめます。
でもかろうじて、最大96 kHz/24 bitに対応しているので微妙なところ。
新登場の「PHA-2」なら192kHz/24bitのPCM音源や、
2.8/5.6kHzのDSDフォーマットに対応。
現在ハードウェアの関係上DSDを再生できるWalkmanは存在しません。
でも、間違いなく「PHA-2」を買っておけば将来も大丈夫な仕様なので
今後買おうと思っているハイレゾユーザーに人気がでるかもですね。


ハイレゾ音源はどこで買うの?



ついに、10月17日から「mora」(モーラ)でもハイレゾ音源配信が開始されます。

それ以外にも、すでに始まっている「e-onkyo」や「OTOTOY」も要チェックです。

配信形式は、192kHz/24bitのFLAC形式で配信予定。
最初は約600アルバムが用意され、価格は約3,000円程。
DRMフリーで配信されるのがありがたいですね。

管理するアプリはコンテンツ管理ソフト「Media Go」だ。
ハイレゾ音源の購入や管理・再生・ウォークマンへの転送も行える。

購入した音源は、ジャケット写真やタイトルのタグが付いていて、
「moraID」を使用して、1回購入に付き10回までダウンロードが行えます。

なぜ僕が急にハイレゾに興味が出たかと言うと、最初聴く曲なんてあるのかなと思ったら
でかでかと表示されてるではありませんか!さすがはソニーミュージックを抱えるソニーさん!
「Michael Jackson」がいきなりハイレゾで楽しめるんかい!
そりゃ買って聴きたいでしょう!っていうのは僕だけですか?

今年の年末はカメラ貧乏ならず音楽貧乏になりそうで怖い。
でもせっかくだからハイレゾ楽しみたいし。
今の不景気の中のちょっとした贅沢をこんな形で味わってみたいではありませんか。
ほんと超楽しみです。

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