世界初 フルサイズ対応 5軸ボディ内手ブレ補正機構を内蔵した
「α7 II」のスペックレビューです。
発売日は2014年12月5日、ソニーストアでは先行予約販売が開始されています!
▼α<アルファ>フルサイズ Eマウント デジタル一眼カメラ「α7 II」
・ILCE-7M2:189,880円+税 → 詳細・ご購入はこちらから
ほんと正直「α7」の上位機種が
またまた登場するとは思っていませんでしたが、やっぱどんどん進化していきますね。
まず最大の進化点はコレですよね。
「世界初 フルサイズ対応 5軸ボディ内手ブレ補正機構を内蔵」
ついにこのコンパクトなフルサイズ機にも手ブレ補正が内蔵しました。
これにより手ブレ補正機能が付いていないEマウントレンズでも手ブレ補正が効くし
何と言ってもマウントアダプターを付ければ、Aマウントのレンズも手ブレ補正が可能
さらには他社製のすべてのレンズでも手ブレ補正が実現できるというわけです。
しかも、シャッターボタンを半押しにすると、
ライブビュー時に手ブレ補正の効果が反映してくれるので
ブレが少ない表示でよりシビアにピント合わせや画角の確認が行えます!
マクロレンズでの撮影がさらに楽になるでしょうね。
手ブレで気になると言えば、レンズ内手ブレ補正のレンズの存在意義はどうなるの?
って思うんですが、
そこはレンズとボディの手ブレ補正効果を最大限に引き出す組み合わせで
手ブレ補正機能が働くよう設計されているので問題なし!
なるほど!いろいろ考えられてるわけですね。
プロフェッショナルユーザーのハードな使用にも耐えうる堅牢なボディを実現するために、
“トップカバー”や“フロントカバー”、“内部フレーム”に
軽量で剛性の高いマグネシウム合金を採用。
プロフェッショナルなハードな使用にも耐える高い堅牢性と軽量化を両立しています。
さらに超望遠レンズや動画用の重量レンズなど、
さまざまなレンズが装着されることを考え、より剛性の高いマウント構造を採用。
ついに本格的にプロフェッショナルユーザーの囲い込みを始めた感じですね。
他メーカーのレンズでも手ブレ補正が使えるのでさらにα<アルファ>の世界が広がりそうですね。
それではスペックを一旦比較してみましょう!
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発売日 | 2013.11.15 | 2013.11.15 | 2014.6.20 | 2014.12.5 |
ソニーストア | 134,880円 | 209,333円 | 230,000円 | 189,880円 |
画素数 | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ |
手ブレ | レンズ側 | レンズ側 | レンズ側 | ボディ内5軸 |
ローパス | あり | なし | あり | あり |
シャッター音 | あり | あり | なし | あり |
動画記録 | 1920×1080 | 1920×1080 | 1920×1080 | 1920×1080 |
液晶モニター | 92.1万ドット | 92.1万ドット | 92.1万ドット | 123万ドット |
液晶可動域 | 上約90° | ← | ← | 上約107° |
ISO | 100-25600 | 100-25600 | 100-409600 | 100-25600 |
連写 | 秒間5コマ | 秒間5コマ | 秒間4コマ | 秒間5コマ |
AFシステム | ファスト | コントラスト | コントラスト | ファスト |
センサー | 帯電防止コート | ← | ← | 帯電防止コート |
寸法(幅× | 126.9× | ← | ← | 126.9× |
質量 | 約416g | 約407g | 約446g | 約556g |
|
今回αシリーズでは初めて若干デザインが変更されましたね。
より握りやすく・操作しやすさを追求した感じです。
それに伴い、少しだけサイズが大きくなって、高さ1.3mm、奥行き11.5mmとなりました。
比較用にグリッドラインを引いてみたのでご参考までに。
今度は奥行のグリッド比較です。
グリップ部が明らかに出っ張ったのが分かりますよね。
その分凄く持ちやすそうですね。
ホールド性をさらに高めたグリップデザイン
グリップの形状を見直し、より高いホールド性を追求したα7 II。
α7シリーズの特長である機動力の高さを維持しながら、
大型レンズ装着時のより安定したホールディングを実現。
フルサイズセンサー対応のEマウントレンズはもちろん、
Aマウントレンズ群を最大限に生かすカメラシステムとしての母艦となるような、
より安定感のあるグリップデザインに仕上げています。
主要な操作ボタン・ダイヤルへのシーリング処理や、
メディア・ジャックカバー・キャビ合わせ部のインロー構造化で水滴、
ほこりが浸入しにくくなるような対策を実施し、
プロフェッショナルユーザーのタフな使用にも十分耐えられる構造を実現。
防塵防滴にも配慮しています。
直感的で即時性の高いダイヤル操作
前後2つのダイヤルと露出補正ダイヤルで、基本操作がダイヤルで行える。
さらにコントロールホイールも組み合わせればISO感度などが簡単に変更が可能です。
充実したボタンカスタマイズ機能
撮影者の操作やこだわりに応えるカスタマイズ機能もさらに充実。
AELボタン、ISOボタン、AF/MFボタン、カスタムキー、プレビューボタンなどを含め、
使用状況や好みに合わせて機能を自由に割り当てられるボタンを10個搭載。
56項目の機能からそれぞれ登録でき、よく使う機能を瞬時に呼び出せます。
「α7」と比べるとカスタムボタンが1つ多くなっていますね。
α<アルファ>の特長でもある「Fn」ファンクションボタンは最大12個まで機能を登録できる。
35mmフルサイズセンサーがもたらす圧倒的な高画質
多分世の中のコンパクトミラーレス機で
フルサイズが実現するのはソニーのα<アルファ>Eマウント機だけです。
ソニー自身も当初はフルサイズを考えてたわけではないみたいなんですが、
やってみたらなんとか収まり使えたっていうのが実際のお話。
APS-Cの約2.3倍もの大きなフルサイズセンサーを使うので、
より高精細に撮れるのと、豊かなボケを作るのにも有効です。
常用ISO感度は100-25600まで、マルチショットNRを使えば51200まで対応します。
新世代の画像処理エンジン「BIONZ X」を搭載。
圧倒的な処理能力でリアルタイムに見たままの質感や高精細感を忠実に再現します。
α99と比較すると約3倍の処理能力を実現しています。
その恩恵によりさらなる高画質化を実現する。
・ディティールプロダクション
・エリア分割ノイズリダクション
・クリアなパンフォーカス撮影を可能にする回折低減処理
・豊かな階調表現を可能にする16bit画像処理 / 14bit RAW出力対応
・捕捉力と追随性をさらに高めた「ファストハイブリッドAF」
捕捉力と追随性をさらに高めた「ファストハイブリッドAF」
高速読み出しが可能なフルサイズセンサーと、
フォーカス時のレンズ駆動ロスを抑える「空間被写体検出」AFアルゴリズムを備えた
高速画像処理エンジン「BIONZ X(ビオンズ エックス)」を連携させ、
高速レンズ駆動制御システムを開発。
これにより従来のコントラスト検出方式AFの精度の高さに加え、
AF速度を大幅に短縮した「ファストインテリジェントAF」を実現。
α7 IIには、この「ファストインテリジェントAF」と位相差検出方式AFを併用した
「ファストハイブリッドAF」を搭載。っていうのは「α7」も同じ。
何が凄いかって、
AFアルゴリズムのさらなる進化により、
AFレスポンスは「α7」比で 約30%の高速化を実現。
被写体捕捉性能と動体追随性能も向上したことにより、
高速で精確なAFを実現したんですよね。
さらに秒間AF・AE追随約5コマを実現し、決定的な瞬間を逃しません。
これは実際に使ってみたら分かりそうなので実機が楽しみですね。
・各フォーカスエリアに対応した「ロックオンAF」機能を搭載。
・フォーカスエリアを自由に設定できる「ゾーンAF」と搭載。
・3段階から枠サイズが選べる「フレキシブルスポットAF」
高解像度・高コントラストの有機ELを採用した電子ビューファインダー
「XGA OLED Tru-Finder(トゥルーファインダー)」を搭載。
α99やα77と同様に光軸上にファインダーを配置することで、
ファインダーをのぞいたまま前後ダイヤルや露出ダイヤルを直感的に操作できます。
もちろん電子ビューファインダーなので、液晶画面同様ライブビューで表示されるので
236万ドットの高精細表示なので、ピント拡大などしてシビアにピント合わせが可能です。
「α7II」の液晶モニターは3.0型で解像度は122.9万ドットの高精細液晶を採用。
「α7」の92万ドットよりさらに高精細化しました。
画素に白画素を追加し画面をより明るくする「WhiteMagicディスプレイ」を採用。
屋外での視認性を格段に上げました。
液晶のチルト可動域は、上約107°、下約41°で、
α7の上約90°、下約45°よりさらに可動域が広がりました。
【機動力と安定性をもたらす縦位置グリップ】
「α7II」専用の縦位置グリップが登場!
縦位置・横位置撮影時でも両方で安定したホールディングができるのと、
縦位置グリップ内にバッテリーを2個収納することができるので長時間撮影時に役立ちます。
もちろん本体と同様、各操作ボタンやダイヤル、
さらにはカメラ接続端子部までシーリング処理が施され、防塵・防滴設計となっています。
▼「α7II」専用 縦位置グリップ
・VG-C2EM:33,880円+税 → 詳細・ご購入はこちら
個人的に「α7」の縦位置グリップには興味が無かったが、
α7の時よりはグリップが握りやすく改良されてそうで、これはよさそうですねぇ~。
「α7II」専用のソフトキャリングケースも同時に発売予定です。
α7 II専用の高級感のある本革仕様のボディケースとレンズジャケットのセット。
ケースは
Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSSや
Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSSなどの
レンズを装着したままでもカメラをレンズジャケットに収納可能です。
▼ソフトキャリングケース
・LCS-ELCB:14,380円+税 → 詳細・ご購入はこちら
ジャケットケースを装着したままバッテリー交換やメモリーカードの交換、
NFCの使用やUSB充電などが可能なのでおすすめです。
装着イメージはこんな感じになるのかな。これはこれでなかなか良いかも。
その他の専用アクセサリーとしてはアイピースカップ先行予約販売が開始しています。
ただし発売は2015年3月とかなり先になるので、それまでに無くさないこと(笑)
▼ソフトキャリングケース
・FDA-EP15:1,260円+税 → 詳細・ご購入はこちら
いや~それにしても「α7 II」良いっすねぇ~。
僕は去年「α7」を買っているのでなかなか手が出せないですが、
悩んでた方は間違いなく「α7 II」がおすすめですよ。
とにかくAマウントレンズ装着時にに手ブレ補正が効くってのが最大の魅力です。
それこそまさしく今日出勤前に家の近くの紅葉を撮って来たんだけど、
やっぱ300mmで撮りたいと思って「SAL70300G」で撮影したんですが、
少し暗めの場所でしたら手ブレが起きやすいのでやっぱ厳しかった。
で、手ブレ補正内蔵の「SEL70200G」ならビシッと撮れるんですよね。
F4なのでオートフォーカスもバシッって合うし。
でも焦点距離200mmなので300mmで撮影したかったんです。
先程気づきましたが、
ソニーストアでは「SAL70300G」が入荷終了になってしまいました。
これからは「SAL70300G2」がメインとなりますね。
「α7 II」と組み合わせたいAマウントレンズでもありますね。
α7Sで高感度で撮れば問題ないとは思いますが、
できれば感度を上げずに手ブレ補正がしっかり働くほうが良いに決まっているので
「α7 II」があればなぁ~って思ってしまいました。
12/5に発売してもギリギリ紅葉が撮れるので
入ってきたらまたレビューしたいと思います。
その前にソニーストア大阪に実機を触りに行ってこようかな。
以上、「α7 II」スペックレビューでした。
▼α<アルファ>フルサイズ Eマウント デジタル一眼カメラ「α7 II」
・ILCE-7M2:189,880円+税 → 詳細・ご購入はこちらから
▼ズームレンズ(70-300mm F4.5-5.6 G SSM II)
・SAL70300G2:133,880円+税 → 詳細・ご購入はこちら
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▼広角ズームレンズ(Eマウント)フルサイズ対応
・SEL1635Z:143,880円+税 → 詳細・ご購入はこちら
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(14.09.23) ストア大阪レポート!広角ズームFEレンズ「SEL1635Z」を見て触ってきました!
▼ズームレンズ(FE 70-200mm F4 G OSS)
・SEL70200G:142,667+税 → 詳細・ご購入はこちら
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