VAIOの修理なんですが、
BIOSも立ち上がらないというマザーボード不良らしき症状の機種を預かりました。
電源ランプは付くが画面は黒いままHDDアクセスランプも点滅しない状況。
困りました。



このVAIO、型番が 「VGN-T91S(ボルドー)」で、
2005年1月に発売されたVAIOで、発売から約7年半経ってました。
Windows XPなんで古いのはわかるんですが、
もう修理もしてもらえない機種になってしまったんですね。
お客様もよく使いこんでてネンキが入ってます。

メーカーに送ってみたが部品がないため修理不能で帰ってきた。
お客様の希望でデータのバックアップだけ頼まれたので、データ救出作戦といきます。

と、そのまえに、
10.6型液晶で、光学ドライブ内臓のオールインワンモバイル。
これですよコレ!
VAIO Tシリーズはこうでなくっちゃ!
ソニーさん、適度に分厚くってもいいんですよ!小さくって全てが詰まっている
それがVAIO Tシリーズの魅力なんだから!!




もうHDDは取り出してる写真ですが、
やっぱTは凄いなぁ~、
この当時でこれだから、今ならもっと凄いものが作れると思うんだけどなぁ~。
とにかく光学ドライブ内蔵を前提で分厚くなった分、高性能をとことん求める。
な~んて ちょっとソニーさんにアピールしてみたりして。




そしてこれが 「VGN-T91S」 に内蔵されているHDD。
東芝製の1.8インチHDDで、
44ピンといった特殊な、この時代特有のハードディスクでした。
「MK4004GAH」当時は40GBで約40,000円くらいしてたことを記憶しています。
今ならスンゲー速いSSDなんか買えそうな金額ですね。時代を感じます。

↓ビックリなのが未だ買えるってところ
東芝 1.8インチ HDD 40GB/IDE/4200rpm/2MB/5mm厚 MK4007GAL
東芝 1.8インチ HDD 80GB/IDE/4200rpm/2MB/8mm厚 MK8007GAH

しかも80GBで当時より少し大容量もあるんだなぁ。
実際この機種に付いてたHDDは40GBで8mm厚だったけど、
5mm厚も存在してたんだなぁ。


しかしこれを読むにしても変換アダプターが必要で、
上の写真は当時に買った変換アダプターを複数かましてパソコンに接続した例。
同じものが今は見つけられなかったが、これと同じことができる商品をご紹介。

一旦IDEの2.5HDD形式に変換するか、SATAに変換する必要がある。
変換アダプターも未だ健在。
HDD変換アダプタ(1.8HDD→2.5HDD) IDE-18A25A
変換名人 IDE-SATAアダプタ 東芝1.8"HDD→SATA HDD
これはあくまで変換なんで、
最終はこんなUSB変換アダプターに接続して取り込む必要がある。
IDE-USB2.0変換アダプタ 2.5インチHD対応 GH-USHD-IDESA

もし自分でイジルときはもちろん自己責任でお願いします。

無事、お客様のデータも救出して一件落着。
それにしても VAIO T 名機だったなぁ~。

またこんなVAIO復活してくれないかなぁ~。

 

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