兵庫県加東市にある平池公園で古代蓮「大賀蓮」を今年も撮影してきました! [Sony*Photo*Life [◎]]
兵庫県加東市にある平池公園で
古代蓮「大賀蓮」を今年も撮影してきました!
先日6月23日・24日・25日と3日間連続で早朝撮影に!
そのうちの24日の夜はヒメボタルの撮影と夜遅くまでお客様と撮影三昧です。
毎朝4時起きで死ぬかと思いました(笑)
まぁでもいろいろ経験出来て楽しかったです!
▼今回撮影に使ったカメラとレンズ
Aマウントレンズ「SAL70400G2」は
7月発売予定のEマウント初の400mmレンズ
「SEL100400GM」をイメージしての撮影をしてみました。
それでは作例と言えるかどうかわかりませんが、ご覧ください。
α7RII+SEL85F14GM:85mm、ISO100、F1.4、1/3200 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.23、05:37、手持ち撮影
まずはGMレンズ「SEL85F14GM」から。
奥の蓮の花にピントを合わせて、絞り開放F1.4で撮影しています。
ピントの合った蓮の花をトリミングしてみましたが、
開放F1.4&レンズの隅にもかかわらずこの解像感!
α7RIIの4200万画素の高画素と組み合わせることにより見事な描写ですね!
恐るべしGMレンズです!
α7RII+SAL70400G2:400mm、ISO100、F5.6、1/160 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.23、05:39、手持ち撮影で少しだけトリミングしています。
先ほどの位置から望遠の400mmで撮影。
早起きは三文の徳とはカメラマンのためにある言葉なのか?
朝日をバックにゴールデンタイムを楽しみました。
逆光で本来は蓮の花が暗くなりますが、HDRで明るくしています。
露出を暗く撮っておかないと、せっかくの朝日が明るく飛んでしまって台無しですからね。
でもこの写真は0EVでした。
α7RII+SAL70400G2:400mm、ISO800、F5.6、1/1250 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.23、06:18
これも400mmの写真です。望遠レンズのメリットは何?
ただ望遠を使って大きく撮るだけが使い道じゃない!
僕が思う望遠レンズを使うときのメリットを簡単に説明すると、
被写体の大きさと距離で被写界深度を適度にコントロールして
背景をしっかりとぼかしつつ、被写体はバシッと撮影するのに便利なレンズだと思っています。
絞らなくても被写体の蓮の花を全体的にくっきり撮る時に使います。
特にこの距離でちっちゃな被写体であるミツバチを撮るのは超簡単!
蓮にピントを合わせておいて、
ミツバチが飛んで来れば連写すれば簡単に撮れちゃいます。
先ほどの写真のトリミングですが、こんな感じにね!
ボケを作る要素としては
1.望遠で撮影する
2.被写体に近づけるだけ近づいて撮る
3.絞り(F値)を開放で撮る
撮影データ:400mm、ISO800、F5.6、1/1250
ここで利用したのは1・3の
「望遠で撮影する」「開放で撮る」の2つ。
あえて「被写体に近づけるだけ近づいて撮る」は利用せずに、
適度な距離を置いて、構図を意識して撮っただけです。
ピント拡大すれば被写界深度(ピントの合ってる幅)は確認できると思うので
後は蓮の花ビラのどの部分にピントを合わせておくかだけがポイントです。
これで、2の「被写体に近づけるだけ近づく」まで使ってしまうと
被写界深度が浅くなってミツバチにピントが合う幅が狭くなって
ピントの合わない失敗写真を量産してしまう確率が高くなります。
なので足を使って最大望遠にしつつ、適度な距離間で構図を考えればいいかなと思います。
あとISOを上げてるのはシャッター速度を稼ぐため。
朝06:18頃なので光が足らなかったのでISOを上げています。
これが等倍トリミング。
まぁあんなに小っちゃい被写体なのでクオリティはこの程度ですが
それでもピンボケよりはマシですよね!
なので望遠レンズを使って連写すれば
飛んでるミツバチにピントがあった写真を量産することができます。
ご参考までに。
α7RII+SEL90M28G:90mm、ISO100、F2.8、1/500 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.23、05:42、手持ち撮影
続いてはマクロレンズ。
やっぱ花はマクロレンズが良い!特にこの90mmマクロは最高です!
これくらいの距離なら開放で気持ちよく撮れる!
この拡大したときのしずくのキラキラ感はたまりませんよね!
もちろんピント拡大でしずくがバリピンになるように撮影します。
α7RII+SEL90M28G:90mm、ISO400、F4.0、1/60 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.23、05:45、手持ち撮影
続いては、斜めから思いっきり近づけた状態でF4.0まで絞っての
先端のしずく撮影。
さっきは逆光なのでISO100でも十分なシャッター速度がありましたが、
順光だとISO400にしても こんなにシャッター速度が落ちる。
もちろん三脚を使えばいい話なんですが、マクロって三脚使うと
あ!って思う画角がなかなか探せないんですよね!
風があまりなかったおかげで1/60のシャッター速度でもぶれずに撮れています。
レンズ内手ぶれ補正に加えてボディのシャッターブレも手振れ補正で大丈夫!
α7RII+SEL90M28G:90mm、ISO200、F2.8、1/800 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.23、06:33、手持ち撮影、トリミング(5,067×3,380)
マクロレンズはとろけるようなボケを作るのにも良いですよね!
上の写真は若干トリミングをしていますが、F2.8の開放で撮影しています。
ちなみにこれが元画像4240万画素(7,952×5,304)。
これ以上近づけないので、あえてトリミングで構図を決めることにしました。
なんてったってα7RIIの4240万画素だとトリミングしても高画素ですからね!
これは先ほどの写真をトリミングしたもの。
これも望遠レンズの時の話と同じで、適度な距離をとってたおかげで
被写界深度の幅が浅すぎずでいい感じに撮影ができています。
α7RII+SEL90M28G:90mm、ISO100、F4.0、1/160 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.23、06:47、手持ち撮影
自然のしずく撮影もいいもんですね。
これくらい斜めに撮影してあげれば、
しずくの中の風景、しずくの輪郭など、それぞれにピントが合った写真が
撮れるので良いですよね。あと前ボケ後ろボケも入っていい感じです!
α7RII+SEL90M28G:90mm、ISO800、F11、1/60 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.23、06:50、手持ち撮影
これはあえて太陽の光がしずくの風景に入るように撮影したもの。
マクロで凄く近づいているのでF11まで絞っても背景はしっかりとボケる!
しっかりと絞ることにより光の光芒を出しています。
α7RII+SEL90M28G:90mm、ISO400、F4.0、1/160 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.23、07:12、手持ち撮影、トリミング(5,154×3,431)
こちらは僕らしくない「ゆるふわ」な女子的な撮り方(笑)
しずくの中に蓮の花を閉じ込めようと思ったんですが上手くいきませんね。
まぁこれもリアルなしずく撮影なので簡単にはいかないかな。(*^▽^*)
α7RII+SEL90M28G:90mm、ISO100、F2.8、1/640 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.23、06:36、手持ち撮影
露出を-0.7EVとアンダーで撮影。
撮影時の明るさが悩んじゃいますよねぇ~。
こういうアンダーもいいけど、明るいのも好き!
α7RII+SEL90M28G:90mm、ISO400、F2.8、1/3200 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.23、06:36、手持ち撮影
こういうハイキーな感じも好きなんですよね。
ちなみに実は明るさはパソコンで上げています。
最悪ハイキーに関しては後からでも雰囲気は作れないことはない。
ミツバチの羽根を写そうと思えばシャッター速度を上げないといけないので
撮る時はアンダーで撮ってたほうがシャッター速度が稼げる。
マクロレンズで接写で撮影すれば、ミツバチが鮮明に写る。
だが被写界深度が浅くなるので顔にピントが合ってもお尻がボケたりする。
お尻がボケるくらいならまだしも顔がボケるとちょっと...ですよね(笑)
α7RII+SEL90M28G:90mm、ISO400、F4.0、1/2000 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.23、07:41、手持ち撮影
ちなみに適度な距離をおいて撮影してた時は
蓮がメインで置きピンして、ついでにミツバチも撮るという撮り方でしたが、
マクロでここまで被写体に近づいて撮る際は直接ミツバチにAFを合わせます。
像面位相差AFが使えるカメラ「α7IIシリーズ、α9」で、この90mmマクロ
「SEL90M28G」を使って撮影する際はAF性能に頼るのがベスト。
こんな被写界深度の浅い撮り方で
置きピンだとなかなか思ったようには撮れません。
これも被写界深度が浅いので顔にピントが合うとお尻はボケボケ。
F4.0に絞ろうがこれだけ被写界深度が浅くなります。
そんなときに便利なのが『像面位相差AF』です!
必要な設定はこの2つ。
・フォーカスエリア:ワイド
・フォーカスモード:AF-C
これでシビアに小さな緑のAF枠が被写体を追従してくれます。
α7RII+SEL90M28G:90mm、ISO400、F4.0、1/2500 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.23、07:43、手持ち撮影
これならかなりの確率で
ミツバチに直接像面位相差AFで撮影ができてしまう。
α7RII+SEL90M28G:90mm、ISO400、F4.0、1/2000 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.23、07:44、手持ち撮影
ね!楽勝でしょ!
次は望遠レンズ70-400mm「SAL70400G2」で望遠マクロ、
いわゆるテレマクロならどう撮れるのかを違いを確認。
α7RII+SAL70400G2:400mm、ISO400、F6.3、1/1000 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.24、07:08、三脚撮影
これはトリミングなしで撮影したミツバチと大賀蓮。
あれ?望遠レンズなのにマクロレンズに劣らないくらい鮮明に大きく撮れる!
ちなみに1日目は手持ち撮影で、2日目は三脚撮影しています。
三脚撮影はある意味構図が固定できるのでこれはこれで楽しい。
実は4K動画の撮影用に三脚を持ってきたんだけど、自由度は減るものの
写真ではクオリティが高くなるのは間違いなさそうですね(笑)
これはAマウントのレンズなんですが、
マウントアダプター「LA-EA3」を使えば像面位相差AFで撮影が可能です。
しかもフォーカスエリアが「ワイド」だけでなく、
フレキシブルスポットでも像面位相差AFが効くため
ピンポイントにAF性能だけで正確に撮影ができる。
特にこれくらい近づいたほうが像面位相差AFが捉えやすいかな。
そして撮れたミツバチがこれくらい鮮明に移すことができるんですね!
絞りをF6.3に絞りつつ望遠で撮影しているので被写界深度が適度に深く
背景はしっかりとボケてくれるのでテレマクロとしても十分使えますね。
ちなみにこのレンズは最短撮影距離は1.5mで
最大撮影倍率が0.27倍となります。
今度登場する100-400mm「SAL10400GM」はもっと近づいて撮影できる
最短撮影距離0.98mで、最大撮影倍率が0.12倍~0.35倍と、
もっと被写体を大きく撮ることができるレンズとなっています。
1.4倍、2.0倍のテレコンをつけてもAFで撮影ができるので
凄く登場が楽しみなレンズで、心待ちしている方も多いかと思います。
α7RII+SAL70400G2:90mm、ISO400、F6.3、1/1250 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.24、07:09、三脚撮影
マクロレンズでは被写界深度の関係で難しいこのミツバチのピント幅も
テレマクロならではの被写界深度でバッチリ撮影できてました。
ねっ!ミツバチを撮るためにいい感じの被写界深度でしょ!(笑)
ハッ!!
いつの間にか、ミツバチの撮影講座になってしまってた(*^▽^*)
以下、70-400mm「SAL70400G2」の作例を無言でそうぞ(笑)
α7RII+SAL70400G2:300mm、ISO400、F5.6、1/800 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.24、05:59、三脚撮影
α7RII+SAL70400G2:330mm、ISO100、F5.6、1/125 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.24、06:05、三脚撮影
α7RII+SAL70400G2:150mm、ISO100、F5.6、1/200 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.24、06:06、三脚撮影
α7RII+SAL70400G2:400mm、ISO125、F6.3、1/125 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.24、06:25、三脚撮影
α7RII+SAL70400G2:400mm、ISO100、F5.6、1/100 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.24、07:05、三脚撮影
α7RII+SAL70400G2:400mm、ISO100、F5.6、1/160 ↑クリックで拡大
撮影日時:2017.06.24、07:31、三脚撮影
いかがでしたか?
望遠レンズは広角こそは撮れないものの、離れることが可能であれば
足を使ってそこそこ広くも撮れるし、テレマクロでマクロ風にも撮ることができ
テレコンをつければスーパー望遠レンズにもなって
普通のズームレンズよりは凄く可能性を秘めたレンズですよね!
7月にはついにEマウント待望の
400mm望遠レンズ100-400mm「SEL100400GM」が発売します。
発売予定は7月と未だ正式な日付が分かりません。
でもこのAマウントレンズのスペックを超えてGMレンズとして登場するので
本当に楽しみにしてる方が多いはずです!
僕も70-200mmGMが欲しかったけど、
今は100-400mmGMが次購入したいレンズとなっています。
この新しいレンズでたくさん写真を撮ってみたいものですね!
また発売日が決まって先行予約販売が始まれば連絡しますね!
おまけ。
平池公園には、ちっちゃな睡蓮もたくさん咲いています。
いつもこの花を見ているとイメージしてしまうのが次の写真。
「エネルギー充填120%」
ジョークフォトですが、僕の脳裏ではうっかりよそ見していると
エネルギー充填してて、パッとみた瞬間に何もしてませんよ的な、
いつ攻撃されてもおかしくないような、そんなイメージのお花ですね(笑)
▼今回撮影に使ったカメラとレンズ
>α9をソニーストア大阪で触ってきたのでストアレビューだ!
>付けると超快適!グリップエクステンション「GP-X1EM」レビュー!
(5/26発売) 好評発売中!
▼デジタル一眼カメラ「α9」(Eマウントフルサイズ機)
・ILCE-9:498,880円+税 → 詳細・ご購入はこちら
※24回分割払手数料0%キャンペーン:2017.7.31(月)11時まで
※残価設定クレジット分割払手数料0%キャンペーン:2017.7.31(月)11時まで
▼話題の新商品&関連製品
▼コラボ商品
▼1月~5月に発表された新商品
▼おすすめ製品
▼VAIOラインナップ
ちょっとしたお願いごとです。
もし、ソニーストア直営店(銀座・名古屋・大阪・福岡天神)で
商品ご購入の際には、当店のショップコード「2029001」をお伝えいただければ幸いです。
当店はソニーストアと業務提携をしている「e-ソニーショップ」です。
ホームページ・ブログを通してソニー製品の魅力をお伝えしつつ、
ご購入のアシストをさせていただいています。
ソニーストア直営店「銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神」など
リアル店舗でご購入の際には
当店のショップコードをお伝えいただくと当店の成績となります。
もし、ブログの内容など参考になり気に入っていただけるのであれば
ぜひともご協力いただければ幸いです。
厚かましいですが、よろしくお願いいたします。
・ワンズのホームページへ
▼店舗情報 -----------------------------
ソニーショップ ワンズ (ショップコード:2029001)
〒675-1371 兵庫県小野市黒川町1687
TEL:0794-63-7888、URL:http://www.ones.co.jp
-------------
こんばんは。
相変わらず素晴らしい^^
4時起き、お疲れさまでした!
は・・波動砲がぁ~
by あき坊 (2017-06-28 23:49)
凄いです
ジャストピント
修行します w
by mukku (2017-06-29 07:34)
あき坊さん、おはようございます!
早起き頑張りました!
っていうのも実は息子を始発の電車に送ったその足で
3日間撮影に行けました(笑)
多分撮影だけのためじゃ起きれなかったと思います。
あと睡蓮にはくれぐれも注意してくださいね!
by taku (2017-06-29 11:12)
mukkuさん、おはようございます!
ミツバチなら任せてください!(笑)
ほぼカメラとレンズの性能で
撮らせていただいてま~す!
by taku (2017-06-29 11:16)