先日、大阪 伊丹空港 千里川土手から
飛行機を撮影してきたので撮り方や作例など ご紹介したいと思います。
この日、仕事でスタッフ全員で大阪に行った帰りに
少し時間があったので伊丹空港に寄ってもらい飛行機を楽しみました。
僕は約1年9か月ぶりの2回目の飛行機撮影です。
1回目は夜だったのであまり経験が積めなかったのですが、
今回カメラ任せで十分撮影ができたので少しご紹介したいと思います。
まず用意した物。
もともと撮る予定ではなかったので三脚もなかったから全て手持ちです。
使用したカメラとレンズはこちら。
カメラは「α7RII」。
レンズは「SEL1635Z」「SEL85F14GM」の2本だけ。
それではご紹介していきたいと思います。
α7RII+SEL1635Z：16mm、ISO800、F8.0、1/500 ↑クリックで拡大
撮影日時：2017年9月14日17時53分頃
まずここに明るいときに来るのは初めてだったので
一度撮ってみたかったのがこの構図でした。
広角レンズ16mmで飛行機を下から撮影するこのダイナミックさ。
それと、みんなそれぞれの飛行機の撮影を楽しんでるのを
まとめて撮るって言う構図でした。(*^▽^*)
飛行機が来るまでに構図を決めておいて、
フレームインするとすかさず連写。
α7RIIはAF・AE追従約5コマ/秒連写。
その中でうまく撮れた構図の写真だけをチョイスしています。
α9なら秒20コマなのでより良いタイミングの構図が探せたかもです（笑）
撮影モードは絞り優先モード（A）。
手前の被写体から飛行機までしっかりとピントを合わせたかったので
広角16mmなのでF8ほどに抑えてシャッター速度を少し稼ぐ設定に。
ここで意識したのはシャッター速度と露出（明るさ）。
飛行機を追いかけるのではなく、画角はこのままで、
飛行機の速さが200kmほど出てるらしいので、
しっかりとしたシャッター速度が必要となる。
この時は1/500くらいになるようにISO感度や露出を設定。
露出は空が白飛びしないように-0.7EVくらいに設定して
ISOを800くらいに設定したら、この時は1/500のシャッター速度が稼げました。
結果的に等倍で確認すると若干飛行機がブレているので
1/1000くらいあってもいいかなって思えました。
ちなみにこれが撮って出しのJPEG画像。
Dレンジオプティマイザーはオートなんですが、
最終はRAWで撮影したデータでRAW現像するのでJPEGはいじりません。
逆光なうえにマイナス露出なので、そりゃシルエットっぽくなるわな。
これも計算の上でいつも撮影していて、
RAW現像でシャドゥを上げてハイライトを抑えるといった
HDR処理を前提に最終の仕上がりをイメージしながら撮影をしています。
ある程度の暗さはRAWにかなりの情報量が記録されているので
明るくしても十分綺麗に現像ができました。
とにかく撮影では白飛びしないようにだけは意識しながら撮っています。
α7RII+SEL85F14GM：85mm、ISO100、F1.4、1/400、-1.3EV ↑クリックで拡大
撮影日時：2017年9月14日18時15分頃
この日の日の入りは18:09頃。
太陽も沈んで約6分後、若干空が色づいてきました。
レンズはここから85mmF1.4「SEL85F14GM」に交換。開放F1.4で撮影。
夕陽や夕焼けを目で見たように撮影するには
ライブビュー液晶で目で見た明るさに合わせるように
露出をマイナスで撮影するのがポイント。
ホワイトバランスはオートでもいいが、曇天くらいがイメージできるかと思います。
ぶっちゃけRAW現像するならホワイトバランスを意識する必要はないけど
撮影時からイメージを合わせるほうが露出も合わせやすいのですね。
それにしても何が凄いっていうと、この85mmF1.4のGMレンズが最高。
この写真は先ほどの写真をトリミングしたものなんですが、
これだけトリミングしてもこの描写力。
α7RIIの4200万画素の高解像度も合わせると、物凄い解像感で撮れます！
これソニーさんがEマウント用の400mm F4とかの
単焦点レンズを出して来たら出して来たらマジでヤバいんでしょうね(*^▽^*)
期待してます！（笑）
α7RII+SEL85F14GM：85mm、ISO400、F1.4、1/1600、-1.3EV ↑クリックで拡大
撮影日時：2017年9月14日18時19分頃
さらに5分後、空は見事に焼けていき超ラッキーでした。
ここでISOを上げた関係でシャッター速度が1/1600になってしまいましたが、
シャッター速度は1/320くらいあれば手持ち撮影でも全然問題無しです。
できれば写真をクリックして拡大して確認していただきたいのですが
これはすべてオートフォーカスで撮影しています。
トリミングをするとこのクオリティです。
もちろん、夕焼けが映えるようにマイナス露出-1.3EVで撮影してから
パソコンで暗いところを明るくして明るいところを抑えてHDR処理しています。
もちろん、最終は明るさ・コントラストで調整しています。
とにかく、F1.4の開放でこの被写界深度には感動しました。
もちろん、この写真が奇跡的に撮影できたんじゃなくって
撮る写真全てバリピン！しかもオートフォーカスでですよ！
カメラのAF性能を信じて任せて撮れば間違いのないピントで撮れてました。
しかも撮り方として、
前のフェンスが入らないように、両手を全開でバンザイした状態で、
液晶のライブビューを下から見上げるように見ながら、
フレームインしたら適度に息切れしない程度に連射しました。
フォーカスはすべてオートで、像面位相差AFで撮影しております。
像面位相差AFが発動できる設定は
（フォーカスエリア：ワイド）（フォーカスモード：AF-C）にしておけばOKです。
α7RIIは399点の像面位相差AFセンサーと25点のコントラストAFで捉える
「ファストハイブリッドAF」なので、着陸の飛行機くらいの被写体では
カメラ任せのオートフォーカスで十分でした。(*^▽^*)
α7RII+SEL85F14GM：85mm、ISO640、F1.4、1/1000、-1.3EV ↑クリックで拡大
撮影日時：2017年9月14日18時24分頃
続いて、こちらの写真を見てください。
これも両手をバンザイで構図は動かさずに、
被写体が液晶画面に見えたらすかさず連写したもの。
まだ暗くないのでピントは合いやすいと思いますが、
この状態でバリピンで、この後もずっとAFで追いかけて撮ってくれました。
写真をクリックすると拡大してみていただけるんですが、
部分的に拡大してみました。
これがF1.4の開放での撮影クオリティです。
現像して思ったけど本当に凄かった！(*^▽^*)
α7RII+SEL85F14GM：85mm、ISO640、F1.4、1/1000、-1.3EV ↑クリックで拡大
撮影日時：2017年9月14日18時24分頃
これは先ほどの写真のさらに連写した一コマ。
このように夕方は全く問題なく、像面位相差AFでバリピンで撮影ができました。
α7RII+SEL85F14GM：85mm、ISO640、F1.4、1/1000、-1.3EV ↑クリックで拡大
撮影日時：2017年9月14日18時24分頃
これもさきほどの連写の続き。
う～ん、ばっちりですね！(*^▽^*)
α7RII+SEL85F14GM：85mm、ISO1600、F1.4、1/400、-1.3EV ↑クリックで拡大
撮影日時：2017年9月14日18時33分頃
先ほどの写真から10分経過すると
どんどん暗くなっていくので、ISOを1600まで上げてシャッター速度をキープ。
次は撮り方を変えてみました。
お腹に映り込む誘導灯のリフレクションを撮ろうとすると
85mmのレンズでは、さっきの撮り方では機体が全部入らないので、
カメラのレンズを斜め上に向けるようにして、機体を追いかけるようにして撮ってみました。
これが1枚目でばっちりバリピンで撮れています。
今から連写で撮った9枚の写真をご覧ください。
α7RII+SEL85F14GM：85mm、ISO1600、F1.4、1/400、-1.3EV ↑クリックで拡大
撮影日時：2017年9月14日18時33分頃
2枚目です。バリピン。
画像をクリックしてピントを確認してください。
α7RII+SEL85F14GM：85mm、ISO1600、F1.4、1/400、-1.3EV ↑クリックで拡大
撮影日時：2017年9月14日18時33分頃
3枚目です。バリピン。
画像をクリックしてピントを確認してください。
α7RII+SEL85F14GM：85mm、ISO1600、F1.4、1/400、-1.3EV ↑クリックで拡大
撮影日時：2017年9月14日18時33分頃
4枚目です。バリピン。
画像をクリックしてピントを確認してください。
α7RII+SEL85F14GM：85mm、ISO1600、F1.4、1/400、-1.3EV ↑クリックで拡大
撮影日時：2017年9月14日18時33分頃
5枚目です。バリピン。
画像をクリックしてピントを確認してください。
この写真を以前紹介したの覚えてますか？
α cafeで「上も下も焼けた！(*^▽^*)」っていうタイトルでも投稿しました。
この写真が良かったのが、もちろん最高の夕焼けシーンで
お腹に誘導灯がしっかり映り込んでくれているのと
さらに誘導灯の光がハレーションを起こして下も綺麗に光ってくれたこと。
もう全部入りで奇跡の1枚が撮れたかなって思いました（笑）
α7RII+SEL85F14GM：85mm、ISO1600、F1.4、1/500、-1.3EV ↑クリックで拡大
撮影日時：2017年9月14日18時33分頃
6枚目です。バリピン。
画像をクリックしてピントを確認してください。
この辺からピントはあっているんですが、
飛行機のおしりの映り込みがなくなって暗い印象になってしまった事。
一番手前の誘導灯の光が入って悪くはないんですけどね。
これでおしりも光光ってくれてたら良かったんですが（笑）
α7RII+SEL85F14GM：85mm、ISO1600、F1.4、1/640、-1.3EV ↑クリックで拡大
撮影日時：2017年9月14日18時33分頃
7枚目です。バリピン。
画像をクリックしてピントを確認してください。
AF/AEが変動するので、シャッター速度も露出に合わせて変動してますね。
α7RII+SEL85F14GM：85mm、ISO1600、F1.4、1/500、-1.3EV ↑クリックで拡大
撮影日時：2017年9月14日18時33分頃
8枚目です。バリピン。
画像をクリックしてピントを確認してください。
飛行機が遠くの山と重なっていきます。
こうなるとAFが合いにくくなるんですがなんとかまだ合っていますね。
α7RII+SEL85F14GM：85mm、ISO1600、F1.4、1/640、-1.3EV ↑クリックで拡大
撮影日時：2017年9月14日18時33分頃
9枚目です。ばっちり撮れています。
画像をクリックしてピントを確認してください。
まぁ正直この写真は被写体を追いかけれたとは思いませんが、
うまくオートフォーカスで最後まで撮れていました。
思いっきりトリミングしてみました。
α9を使えばAFはα7RIIよりはるかに性能が高いが、画素数は2400万画素。
α7RIIは4200万画素なのでトリミングをしても十分に使えます。
飛行機の着陸シーンならばα7RII＋SEL85F14GMで十分撮影ができ、
さらに高画素でトリミングを見越した撮り方ができるのも魅力の一つですね！
Instagramでは使えそうですね(*^▽^*)
α7RII+SEL85F14GM：85mm、ISO1600、F1.4、1/200、-1.3EV ↑クリックで拡大
撮影日時：2017年9月14日18時33分頃
早く帰らないといけないスタッフがいたのでタイムリミットが来ました。
この日は夜の撮影ができませんでしたが、駐車場へ向かう時も最後まで
あがきながら撮った1枚です（笑）
せっかくの夕焼けですがお開きです。
いかがでしたか？
αの像面位相差AFがかなり役に立つことがこの日分かりました。
あとチョイスしたレンズ「SEL85F14GM」のレンズ性能が凄すぎて助かりました。
問題は夜でも像面位相差に頼れるかってところですよね。
夜の撮影もしを先日してきたので、次
回は夜の着陸シーンをご紹介したいと思います。
お楽しみに(*^▽^*)
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