α7+SAL70300G:70mm、ISO800、F6.3、1/2500、+0.7EV
撮影時刻:07時29分

1月11日(水)、この日初めて白鳥の撮影を体験しました。
自宅から車で12分ほどの隣町「加西市」にある水正池です。
実はここへ1週間毎朝欠かさず撮影してみたのでレポートしたいと思います。




車はテキトーに自由に止めることができます。田舎なんで(笑)

今年はこの池に8羽の白鳥がやってきてると、お客様から情報をいただき、
単身で撮影に来ました。
正直初めてなので距離感もわからず、望遠レンズを持ってきたんですが
僕が個人的に所有している望遠レンズはAマウントの「SAL70300G」しかないので
まずはこのレンズで距離感をつかみつつ挑戦してみました。

でもボディはα7なので
この組み合わせって手振れ補正が全く効かないのが不安要素でした。
それでは白鳥撮影レポート行ってみよう!



α7+SAL70300G:300mm、ISO800、F6.3、1/2000、+0.7EV
撮影時刻:07時29分

逆光の関係でシャッター速度が1/2000もあればまず手ブレすることはないですよね。
300mmの最大望遠でもこれくらいでした。
う~ん、ちょっと距離が足りないなぁ~。この距離感だとトリミング頼りだな。



α7+SAL70300G:300mm、ISO200、F10、1/320、+0.7EV
撮影時刻:07時33分

縦構図で300mmでなんとか太陽を一緒に入れることができました。



α7+SEL1635Z:16mm、ISO200、F16、1/400、-0.3EV
撮影時刻:07時35分

レンズを替えて広角レンズで撮影。
降水量が少ないのか池の水が半分以上干上がってる感じ。
なので白鳥がかなり遠い場所になるので、
こちらに近づいてくることはないので望遠レンズは必須です。



α7+SEL1635Z:16mm、ISO200、F16、1/125、0EV
撮影時刻:07時42分

撮影場所の池の周りです。カメラマンたちが数人いました。
周りのカメラマンたちは、300mmF2.8の単焦点に2倍のテレコンで600mmや
600mmF4など、僕が一生買えないようなレンズを装着して撮影されていました。
特にCanon、Nikonなどのカメラマンが多いですね。



α7+SAL70300G:16mm、ISO100、F16、1/500、0EV
撮影時刻:07時42分

カモはたくさんいるのですが、手前は水がないのでここまでしか来てくれません。



α7+SAL70300G:300mm、ISO640、F16、1/800、0EV、HDR補正
撮影時刻:07時47分

そして、運命の瞬間に撮影することができました。
まだ朝焼けの時間で白鳥が飛び立つシーンを撮影することができました。

ちょうどよそ見しているときに助走をつけて走り出したのに気づいて
慌ててシャッター速度を上げるためにカメラ設定でISOを上げて撮影しました。
絞りがF16なのは前の設定のままで特に考えもしなかったんだけど、
たまたま良い感じにブレずに撮影することができました。
若干水平がとれてなかったので、角度修正分のトリミングをしています。
もちろん、このまま連写で撮影しているので続きの写真もご覧ください。



α7+SAL70300G:300mm、ISO640、F16、1/250、0EV、HDR補正
撮影時刻:07時47分

同じ設定のまま追いかけ続けて連射で撮影してるんだけど、
さすがに露出が変わってくるのでシャッター速度がかなり落ち、若干ブレてしまいました。
う~ん、残念!
斜め上に飛ぶ被写体は追いかけるのが難しいですね。
シャッター速度が1/250と遅かったせいと斜め移動で経験値不足です。

こういう時に思うのが、レンズがもっと良い動体追従性が高いのを使ってたら...とか、
ボディが5軸手ブレ補正の効いてさらに画素数も高い「α7RII」だったら...とか、
せっかく良い瞬間に出くわしたのにカメラやレンズのせいにしてしまいます。
そして、こういう時にいいカメラとレンズが真剣に欲しいって思っちゃうんですよね!
ただ、腕がないだけなのに(笑)
ちなみにこの写真はトリミングしています。
元サイズ:6000×4000 → トリミング後:4801×3200

あれだけ遠くにいたはずの白鳥もこのように助走をつけて飛び立つと
距離感が縮んで大きく撮れたので結果300mmでも良かったのかなと思いました。



α7+SAL70300G:300mm、ISO640、F16、1/400、0EV、HDR補正
撮影時刻:07時47分

先ほどはシャッター速度1/250で少しブレてたが、
この写真は1/400で撮れてるのを見たらブレずに撮れていました。
う~ん、撮影設定の答えは見つかりませんが、
この時は間違って絞りをF16まで絞ってたが、
このおかげでフォーカスは適度にくっきり撮れてたのかもしれない。
さらに1/400の適度なシャッター速度のおかげで
白鳥の羽は若干の被写体ブレで結果的に少し躍動感が出た。
ISOは固定で640にたまたましてたので結果、こんな写真が撮れたって感じです。
結局は連写で追いかけるので背景の露出が変わっていくからそんなの計算できないので
やっぱ写真はほとんどが偶然撮れたっていう運が大きいでしょうね。
次に同じシチュエーションがあって同じように、
またはそれ以上に撮ることは、たぶんなかなかできないでしょうね。

後からずっと撮りに行ってる方にもお話を聞いたが、
朝焼けの数十分間に飛び立つシーンなんて滅多にないとのこと。
丸一日張り付いても、その日は飛ばなかっりもあるようで...
はじめてにしてはほんと運が良く、良い経験ができました。



α7+SAL70300G:300mm、ISO640、F16、1/200、0EV、HDR補正
撮影時刻:07時47分

そういえば、この飛び立ったシーンで初めて順光で撮影できました。
白鳥を撮影しているのに、
ほかの写真はほとんどシルエットで真っ黒でしたからね(笑)← 黒鳥か!

それでは1週間毎日欠かさず通った白鳥撮影レポートをお届けしたいと思います。
僕の備忘録も兼ねて撮れた写真と経験をご紹介。




2日目(1月12日)

α7II+SEL1635Z:16mm、ISO100、F7.1、1/100、-0.3EV
撮影時刻:07時11分

初日は日の出には間に合いませんでしたが、
この日は日の出前に到着できました。まずは広角で。



α7II+SAL70400G2:70mm、ISO100、F8.0、1/200、-0.7EV、HDR補正
撮影時刻:07時18分

朝焼けをより赤く撮りたい場合は、マイナス露出で撮ればOKです!
ちなみに、2日目は
5軸手ブレ補正内臓の「α7II」+「SAL70400G2」を借りて撮影に挑みました。
これなら昨日よりは絶対にいい写真が撮れるはずです!...はずなんだ...(笑)



α7II+SAL70400G2:400mm、ISO100、F8.0、1/160、-0.7EV、HDR補正
撮影時刻:07時18分

そしてこちらが最大望遠の400mm。
ちなみに大きく写ってる鳥のシルエットは白鳥ではなくシラサギです(笑)
白鳥はいたんですが、400mmをもってしてもこの日遠すぎた...




そして 7時19分頃、朝日が出てきました。



α7II+SAL70400G2:70mm、ISO100、F8.0、1/250、-0.7EV、HDR補正
撮影時刻:07時19分

朝日と一緒に。
雲の形は毎日違うので毎日新鮮な気持ちで撮れそうです。



α7II+SAL70400G2:400mm、ISO400、F8.0、1/8000、-1.3EV、トリミング
撮影時刻:07時21分

ちなみに池に写りこんだ太陽の光はマイナス露出だとこんな風にも撮れます。
α<アルファ>って何が便利かって言うと、
太陽の光でも電子ビューファインダーなので眩しくないので
目がつぶれることもなく、構図が作りやすいですね。
でも光学ビューファインダーでこのような写真を撮ってる方は
ある意味凄いって思ってしまった!α<アルファ>なら誰でも撮れますよ。



α7II+SAL70400G2:70mm、ISO160、F8.0、1/3200、+0.3EV
撮影時刻:07時28分

やっと奥から白鳥が出てきました。



α7II+SAL70400G2:230mm、ISO160、F8.0、1/500、0EV、トリミング
撮影時刻:07時29分

それにしてもパタパタ羽を広げたりとかもなかなか撮影できません。
正直ずっとファインダーを覗いておくのも疲れてできません。
さらには手がかじかんで言うこと効かなくなってくるのでその瞬間ってなかなか狙えませんね。



α7II+SAL70400G2:400mm、ISO100、F10.0、1/800、0EV
撮影時刻:07時39分

結局この日は飛び立つこともなく、初日がいかにラッキーだったのかを改めて認識。



α7II+SAL70400G2:70mm、ISO100、F10.0、1/320、-1.0EV
撮影時刻:07時50分

寒いと思ったら池も氷りだしてきました。この日は収穫なしです(笑)